Ep.1 ページ3
ここは我々国。
近隣の国に比べやや小さく、兵数も極端に多い訳では無い。
だが、どの国よりも戦闘力がずば抜けていた。
戦争をした国は言うのだ。
悪魔の国だと。「どいつもこいつも楽しそうに戦いやがる」と。
攻めいる国は言うのだ。
何故情報が筒抜けなのかと。
この国の幹部は腕に覚えのある人ばかりだ。
一人一人のスキル、戦闘力、どれにおいてもずば抜けている。
更にこの国には優秀な諜報員が2人も居るのだから。
我々国に目をつけられた国は逃れることは出来ないのだ。
コツン…コツン…
硬い靴の音が長い廊下に響きわたる。
数冊のファイルを抱え、一つの部屋の前に止まると数回ノックをした。
中から「入れ」と声がする。
ギィ…と鈍い音を立てて戸を開くと、声の主は視線だけこちらに向けた。
?「すまんな。そこ置いといてくれ」
室内だと言うのに赤いマフラーを付け、メガネの下にはどす黒くクマができていた。
彼はトントン。ここの書記長である。
「トントンさん。また寝ていないでしょう。」
ト「うーん…。言うてまだやる事あるからなぁ…」
「手伝いますから。今日こそ寝てくださいよ…。」
彼の机から1束の書類を奪い取る。「すまんな…」と謝られた。
夕飯まであと3時間。なんとか間に合わせねば…。
私は愛用の万年筆で書類を仕上げ始めた。
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雨々(プロフ) - 桜猫さん» なんと実はここで50話なんです (2019年5月10日 19時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - あ"あ"ーー!!夢主ちゃぁぁぁん!! (2019年5月10日 17時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» わぁ!!いつも見てくれてありがとう!! (2019年5月7日 20時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 眼福だぁ~!♪ヽ(´▽`)/ (2019年5月7日 20時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» いぇいいぇい! (2019年5月4日 10時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕凪 | 作成日時:2019年4月14日 2時