【wrwrd】翡翠の竜【zm】

Ep.14 ページ16

そんな父と母が
来た。

グ｢………。｣

｢………。｣

グ｢いや…すまん。｣

｢グルさんは悪くないですから…。｣

突如として現れた私の両親。
城を見て回りたいと言って聞かず、私達は後ろを歩いている。

父｢なんでそんな後ろなんだ！せっかくの親子の対面なのだからもっとこっちに来なさい？｣

｢親子の対面って…先週一回帰ったよね…｣

父｢何言ってるんだ。1週間【も】会ってないじゃないか｣

こういう人なのだ…。
私だって成人しているのに。
なんて言えば母からは結婚の催促をされ、嫌がる父と喧嘩になると知っているので言わない。

護衛という名目でダクト内からついてきているゾム様からインカムで連絡が入る。

ゾ｢すげえな…お前の親…｣

｢申し訳ございません…。あんな感じなんですいつも…｣

ゾム様が絶句したほどた。相当なのだと改めて思う。



母｢あ、そうそう！A。そろそろいい人できたんじゃないの？｣

お母さん！？さっき空気読んで言わなかったのに！！
ほら！横で死にそうな顔してるじゃん！！

｢いないよ。｣

母｢またまたぁ。これだけ男性が多いのだから1人や2人といるでしょ？｣

父｢2人！？2人も居るのか！？
そんなのダメだ！！せめて1人に…ひと…ダメだ！！やっぱりダメ！！｣

母｢あらいいじゃない。
国によっては一妻多夫制のところもあるし｣

｢……｣



面倒臭い。

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