変わらない空 【ＭＡＭＩさんリク】 ページ35
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彼女は青い空を見上げた。
A「変わらないよなぁ……」
そう呟いた、背の高い女性。
そして、屋敷の中へと戻って行った。
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？「母さーん！」
大きな声で自分を呼ぶ子供。
そんな子供を見て、彼女は笑顔で言った。
A「父さん仕事中だから。
しぃー……だよ？」
子供「しぃー？
うん、わかった！」
小声で楽しそうに話す子供。
それを見て、彼女はその場に座り込んだ。
庭が目の前に広がっている。
その庭で元気よく走り回る子供。
A「フフッ……」
？「何１人で笑ってんの」
背後から聞こえた声に振り返り、頬を膨らませた。
A「いいじゃん、別に。
というか仕事は？終わったの？」
？「少し休憩だよ」
そう言って隣に腰を下ろす、雲雀……いや恭弥。
恭弥「時の流れは……あっという間なんだね」
A「そうだね。
ついこの前まで、俺らは学生で。
そんでバカばっかりやってて」
恭弥「僕はバカなことしてないよ」
A「俺だってやってねぇよ」
彼女は恭弥に拳を見せた。
しかし、呑気な恭弥の表情を見ると殴る気も失せる。
A「随分と長い付き合いだよなぁ、俺達って」
雲雀「幼馴染だからね。
それなりの時間だったと思うよ」
A「でも、大して成長してないよね。恭弥は」
歯を見せて笑うAに対し、雲雀は呆れ顔で言った。
雲雀「それは君もだろう？」
A「俺は、恭弥よりは成長したと思うよー」
雲雀「女としてならね」
A「もうそろそろ一発殴ろうかな」
怒りでその手が揺れた。
手に力を込めているのがはっきりと分かる。
A「あの子も……結構、恭弥に似てるよね」
恭弥「性格は君とそっくりだけど」
A「ハハッ。確かに」
子供「ねー！母さん！父さん！」
大きな声で呼びながら、２人の元へ向かう黒髪の男の子。
A「何？」
子供「今日は、ツナおじさんのとこ行くんでしょ！？」
恭弥「そういえば、もうそろそろ時間だね」
立ち上がる恭弥。
男の子は恭弥にくっついた。
子供「早く行こ！父さん！」
恭弥「はいはい」
２人の後を追うように彼女も立ち上がった。
ふと風が強く吹き、空を見上げる。
変わらぬ大空の色。
子供「母さーん！早くー！」
A「今行くよー」
Aは“息子”に呼ばれ、駆け足で２人の元へと向かった。
fin.
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Ren(プロフ) - まつ姉さん» ありがとうございます！ｗｗ (2015年12月15日 13時) (
レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
まつ姉 - 骸のキャラ崩壊が面白いwwwwwwwwww (2015年11月30日 0時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - ヒバリン大好き人さん» 雲雀オチは私も好きなんです！ありがとうございます！まだまだ頑張ります！！ (2015年3月18日 21時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバリン大好き人 - はじめまして！この小説、とっても面白いです！！ヒバリンオチが、とっても好きで、今まで見た中でも、一番面白いです！これからも、頑張ってくださいね♪ (2015年3月18日 20時) (レス) id: de4490dd3a (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 範人さん» 初めまして。本当ですか！？そう言っていただけて、とても嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2015年3月5日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｒen | 作成日時：2014年10月3日 22時
