キャンプ旅行 part５ ページ27
勢い良くベッドに押し倒された。
柔らかいから痛みはないが、反動はある。
A「いきなり何すんだよ……」
Aが雲雀に目を向けると、なぜかネクタイを外していた。
そして自分のシャツのボタンを１つ２つと外していく。
顔を真っ赤にして騒いだ。
A「な、何してんだ！？」
雲雀「ワォ、新鮮な反応」
そう言われ、少しムカッとした表情を見せる。
それでも雲雀は楽しそうにしている。
やはり、何かが怖い。
雲雀「そうか。君はまだ１４なんだっけ？」
A「そ、そりゃあ恭弥は１０年後から来たんだから大人に決まってんじゃん！」
子供扱いされたことに不満を持ったのか、大きな声で騒ぐ。
しかし、雲雀はそのことなど気にもしていなかった。
すると雲雀がゆっくりとベッドに乗る。
顔をだんだんと近づけてくる雲雀。
Aは顔を真っ赤にした。
A「ちょ……な、何する気？」
雲雀「何だと思う？」
そう言って雲雀は首筋に顔を埋めた。
黒く柔らかな髪が妙にくすぐったい。
それよりも恥ずかしさの方が大きいのだが。
A「な、な、な、何してッ！？」
Aが着ていたシャツのボタンを外し始める雲雀。
慌ててその手を押さえる。
そして片手で既に開いてしまったボタンの部分を押さえた。
雲雀「なら……」
雲雀は思いついたように顔を近づけてきた。
少し後ろに下がるが、倒れこんでいるため限界がすぐに迎えた。
大人っぽい表情に胸が少し高鳴る。
だんだんと雲雀は近づいてくる。
唇が重なりそうになった。
その瞬間、ピンク色の煙が２人を包んだ。
A「けほっ……」
目を開くとそこにはいつもの雲雀がいた。
A「恭弥だぁ……」
安心したように倒れこむA。
けど、雲雀は不機嫌だった。
雲雀「これ、何？」
そう言って示したのはAのシャツ。
A「うわぁぁ！！//」
自分の状況を理解し、近くにあった布団で自分を隠した。
A「こ、これは１０年後の恭弥に！！」
雲雀「ふぅん……」
怒っていると思い、目を瞑った。
視界が途切れ、感じたのは唇に当たった暖かい感触。
ハッとなり、目を開いた。
雲雀「気に食わないけど、許してあげるよ」
雲雀はそう言うと、立ち上がった。
安心するのと同時に、Aはあることを思った。
A「しばらくは１０年後の恭弥に会いたくないな……」
fin.
ボンゴレ式怪談話 前編 【抹茶さんリク】→←キャンプ旅行 part４
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ren(プロフ) - まつ姉さん» ありがとうございます！ｗｗ (2015年12月15日 13時) (
レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
まつ姉 - 骸のキャラ崩壊が面白いwwwwwwwwww (2015年11月30日 0時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - ヒバリン大好き人さん» 雲雀オチは私も好きなんです！ありがとうございます！まだまだ頑張ります！！ (2015年3月18日 21時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバリン大好き人 - はじめまして！この小説、とっても面白いです！！ヒバリンオチが、とっても好きで、今まで見た中でも、一番面白いです！これからも、頑張ってくださいね♪ (2015年3月18日 20時) (レス) id: de4490dd3a (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 範人さん» 初めまして。本当ですか！？そう言っていただけて、とても嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2015年3月5日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ｒen | 作成日時：2014年10月3日 22時
