【６】上官は撫でてみる ページ20
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それから少しすると班の人がやって来て。
ビョン上官が私に話し掛けることは無かった。
そうだ。
考えてみればビョン上官と私が話す時は、大体私が何かミスしたりしてビョン上官に怒られる時だけなわけで。
そんな仕事の関係が無ければ私達は話さないんだ。
A「いた……」
考えるのやめよう。
すごく頭痛くなってきた。
やばい、なにこれ私もしかして貧血気味？
そう思った時
ｶﾞﾁｬ
テミン「A」
救世主とばかりに聞こえたテミンの声。
周りでは少しだけ「テミンくんだー！」なんて黄色い歓声も聞こえるが、今は割れるように頭が痛い。
ゆっくり顔を上げれば、少しだけ眩む視界。
そんな中、ビョン上官と目が合ってなんだか気まづくて慌てて逸らす。
そして私の所に来たテミンにお礼を言うため立ち上がったのだが＿＿＿＿＿＿＿＿
A「ありが＿＿＿＿
テミン「！」
テミンが目を丸くしたのが見えた瞬間。
ぐわん、と視界が揺れて真っ白になった。
.
〜 ベクside 〜
テミン「……っと、危なー。」
今、何が起きてるんだ？
ﾄﾞｻｯと音を立ててイ･テミン君の左腕に倒れ込んだA。
その光景を見て、何事かと他の班の奴らも立ち上がる。
かく言う俺も立ち上がっていて。
ざわめいてる周りとは対照的に、イ･テミン君は表情を変えずに「あぁ」と呟いて
テミン「あー、ただの貧血ですね。ご心配お掛けしてます。」
なんて言う。
それからAを支えた左腕はそのままに、買ってきたであろう薬の箱を歯で噛んでフタを開ける。
そして器用に右手で薬を２錠取り出してAの口に放ると
テミン「水いただけますか？」
「あ、はい！」
違う班の女の子がウォーターサーバーで水を入れてイ･テミンくんに渡す。
イ･テミン君は何食わぬ顔で水を口に含むと
ベク「は」
多分、今皆同じ表情している。
テミン「ぷはっ……。んー、多分これで２時間後くらいには効くよな。
とりあえずこいつ仮眠室に連れて行きますね…………って、なんですか？なんで皆こっち見てんの。」
「い、今……普通に……」
テミン「え？だってこういう時は致し方ないですよね？
接吻。」
なぜ彼は和訳で言う。
そしてなぜそれを当たり前のような顔で言う。
全く目の前の光景についていけない。
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まゅら☆(プロフ) - 本当に大好きなお話なので続きが読みたいです…よろしくお願いします(>_<) (2019年8月30日 3時) (
レス) id: ee5d4b56cf (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - この小説大好きなので更新お願いします (2019年4月15日 6時) (レス) id: 312093fa53 (このIDを非表示/違反報告)
ジミン党(プロフ) - もおおおおおおう！大好きだから更新して欲しいいいいいい今までで一番小説でこんな笑いましたw更新お願いしたい。 (2019年1月8日 0時) (レス) id: 8cd546efbf (このIDを非表示/違反報告)
黒糖とオレンジ(プロフ) - 続きめっちゃ気になってます！ 更新お願いします！！！！！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年11月7日 20時) (レス) id: f2411662d9 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - このお話、ホントにホントに大好きです!!!! 図々しいかも知れませんが、続きがとても読みたいです!!!! 更新お願いしますm(_ _)m (2018年10月9日 1時) (レス) id: cb99672434 (このIDを非表示/違反報告)
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