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A「あの、本当に大丈夫です……」
ベク「……大丈夫じゃないだろ。イ･テミンくんが薬買いに行くくらいなんだから」
ベッキョンさんはそう言うと自分のデスクに戻って、その後カバンを持ってくる。
そして
ベク「紅茶、飲める？」
A「え？」
ベク「いや、飲み物買いに行ってもいいけど今は離れない方がいいかなって思って。」
そう言うと、カバンから魔法瓶を取り出す。
えぇ、意外と家庭的……。
しかもまたリラックマの柄だし。
ま、まさか彼女と同棲してるの！？
そんなの飲めない！
お構い無しに魔法瓶のフタに温かい紅茶を注ぎ始めたベッキョンさん。
私はテミンが肩に掛けたジャケットを頭の上まで被り直す。
ベク「……何やってんの」
A「暗い方がいいんです」
ベク「いや、意味わかんないし。……ほら、飲んで。」
A「いーーーーーーーーや」
ベク「ほんとガキ」
A「うるさいです。ビョン上官」
ベク「上官じゃねーよ」
ほら、って声が聞こえた瞬間。
ソラ「おはよー……ってあれ、今日ベクだけじゃないんだ」
ベク「あ、ソラおはよう。」
聞こえてきた同じ６班のソラさんの声。
ソラさんは美人で仕事もできる凄い人。
聞くところによると、どうやらビョン上官の同期らしい。
仕事がビョン上官と同じくらいできるから、ビョン上官が班長になる時に他の班の班長になれる話を貰ったのに「ここに残る」となぜか言ったって話で有名。
さっきまで同じ目線になるようにしゃがんでくれてたビョン上官が立ち上がったのが空気で伝わった。
ビョン上官が……いや、ベッキョンさんが離れる気配に＿＿＿＿少し寂しい、って思ったのはきっと勘違い。
ソラ「ベクそんな所で何やってたの？」
ベク「あぁ、こいつが少し具合悪いみたいで」
ソラ「え？Aちゃんが？」
ベク「うん。だからちょっと寝かしといてやって。
今イ･テミン君が薬を買いに行ってるから」
ソラ「へ〜。本当にテミン君とAちゃんは仲良しなのね。
私とベクより仲良しかもね！」
ベク「……」
ううん……。
頭が痛くなってきた。
私はｷﾞｭｯとテミンのジャケットの裾を握る。
途端に鼻をくすぐるのは、昔から変わらないテミンの香り。
なぜかわかんないけれど、少し泣きそうになって裾を握る手に力を込めた。
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まゅら☆(プロフ) - 本当に大好きなお話なので続きが読みたいです…よろしくお願いします(>_<) (2019年8月30日 3時) (
レス) id: ee5d4b56cf (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - この小説大好きなので更新お願いします (2019年4月15日 6時) (レス) id: 312093fa53 (このIDを非表示/違反報告)
ジミン党(プロフ) - もおおおおおおう！大好きだから更新して欲しいいいいいい今までで一番小説でこんな笑いましたw更新お願いしたい。 (2019年1月8日 0時) (レス) id: 8cd546efbf (このIDを非表示/違反報告)
黒糖とオレンジ(プロフ) - 続きめっちゃ気になってます！ 更新お願いします！！！！！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年11月7日 20時) (レス) id: f2411662d9 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - このお話、ホントにホントに大好きです!!!! 図々しいかも知れませんが、続きがとても読みたいです!!!! 更新お願いしますm(_ _)m (2018年10月9日 1時) (レス) id: cb99672434 (このIDを非表示/違反報告)
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