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第十話 何っ ページ12

A視点

鷹、雪美ちゃんと別れた後に
私の後ろから足音が聞こえる。

誰の足音かは
だいたい予想がついている。

コツ、コツ、とゆったりとした足音。
傘なのかはわからないが音がする。

ええいっと思い
振り返ると、目を見開いた人がいた。

暗闇の中みたいな髪に
赤い宝石のような瞳
誰をも虜にしそうな魅力的な唇
その唇の奥には
キラリと光る牙がある。

私の先輩であり今は敵っぽい
朔間 零さんである。

A「え。」

思っていた人と違っていて驚いた。
あの足音のゆったりさ的に
奏汰さんだとばかり。

これ終わったあとあやまろっかな。

そう、考えていると
不意に零さんが私を抱き寄せた。

突然過ぎて私の頭の中は真っ白。

そんな私の頭の中に呟くかのように
零さんが言った。

零「他の者の事を考えんな
俺を見ろ。」

まさかのオレ様口調に私の鼓動は跳ねた。

確か、この口調はたしか晃牙くんが自分みたいな口調が
一年前の零さんの口調と言っていた。

一度でいいから
聞いてみたかったが
いざ聞くとやばいくらいに鼓動が早くなる。
恋の経験はなく、これが恋なのかもわからない。

次第に私の顔に熱が集まっていく。

多分、今の私は顔が真っ赤だ。

そんな顔を見られたくなくて
私は顔を下に向ける。

そんな私を見た零さんが私に手を伸ばす。

零「言っただろ?
俺を見ろってな。」

零さんは私の顎をクイっとあげた。

A「...///」

顎を少し上げられ、私の目線が自然に上にあがり
私の瞳に零さんの顔が写った。

私が零さんを見ていると不意に顔を近づける。

零「A。
お前に伝えたいことがある。
真剣に聞いてくれ。



Aが好きだ。

返事はいつでもいい。
ゆっくり考えて答えが出た時
真っ先に俺に伝えてくれ

俺はどんな答えが待っていようと
Aが決めた事なら
うけとめる。

まあ、一番いいのが俺を選んでくれる事だけどな」

零さんは顔を私から離した。
その顔は私が見た事もない笑顔だった。

A「あっ。零さん。
私に命令しないんですか?」

去ろうとした零さんに私は問いかけた。

零「命令ならもうした。」

いつもの優しげな口調で私に言った。

零「告白の返事じゃよ♪」

A「...///」

零「ふふ。
なんじゃ?命令は違うほうがよかったかえ?」

面白そうに笑いながら私の元に近づいてくる零さん。

A「かっ、からかわないでくださいっ」

私がそういえば頭を撫でる。
子供じゃないけどこうされるの好き。

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設定タグ:あんスタ , あんさんぶるスターズ! , タマラ   
作品ジャンル:恋愛
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舞香(プロフ) - 凄く面白いです更新頑張って下さい (2017年2月15日 21時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タマラ | 作成日時:2016年6月15日 17時

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