キミとのキセキ〜愛のあいさつ〜

玉森ｓｉｄｅ「僕のせいで」 ページ10

余命宣告から２日。いよいよ、みんなに話そうって気持ちが芽生えた。

話すこっちもつらいけど、聞いてる方もつらいと思うから。

宮っちに話すのは２回目だし・・・・。
どうしたらいいんだろう。


僕のせいで、メンバーのだれかが責めたりしないか。
僕のせいで、メンバーそれぞれに葛藤と自問自答が繰り返されないか。


病気と向き合うことでたくさんの苦に直面しても、


　 みんなで助け合えるか。

とっても心配だった。


―そして。

玉「あのね、みんなに・・・話があるって言ったじゃん」

北「そうだった。何？」

玉「俺さ、この前病院行ったんだけど」

横「どうだった？」

玉「肉腫・・・・・・骨肉腫・・・またの名をユーイング肉腫とも言うらしい」

二「それが・・・どうかした？」

千「もしかして・・・。」

玉「あともって、２年くらいしかないらしいんだ。膝痛くても、病院行けなかったから」

藤「玉・・・余命宣告されたのか？」

玉「うん・・・。」

北「冗談じゃねえ・・・玉、一緒に、その病気と闘っていいか？」

玉「うん・・・ありがと！」

メンバー全員が、一緒に闘うと誓ってくれた。






みんな、ありがとう。
そして、２年後は・・・・・・。









さようなら。

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