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十四さんの家 ページ10

「今日は…お世話になりました…私が突然来ちゃって…迷惑じゃなかったですか?」
ふと不安になって、そう聞いてみた
ヒトヤ「んなこたねーよ、ボロボロだったが、身体になんも問題がなくて良かった」
クウコウ「あぁ、それに、もうおみゃーは家族みてぇなもんだ、よろしくな、A」
「…(パァァッ)はいっ!」
空却さん達は、やっぱりいい人だ
クウコウ「またな〜!」
ヒトヤ「気をつけろよ〜」
ジュウシ「はいっすー!」
「ありがとうございましたー!」
私達は、そう手を振った
(数分歩いて)
ジュウシ「着いたっすよ、Aちゃん」
「…ここですか?」
数時間歩いて目の前に現れたのは見るからに大きな家、ここが…十四さんのお家…
ジュウシ「ただいまっす〜!ってまぁ自分一人暮らしだから他には誰もいないんすけどね、あ、Aちゃんも上がっていいっすよ」
「あ、はい、お邪魔します」
ジュウシ「そんなに固くならないても大丈夫っすよ、今日からここがAちゃんのお家っすから、遠慮しないでくつろいでいいっすからね」
「ありがとうございます、十四さん」
ジュウシ「いえいえ!」
十四さんは優しく微笑んだ、初めはちょっとびっくりしたけど、なれると親しみやすい人だなぁ
「あ、でもこのままソファーとかに座ったら汚れちゃうな…」
私は砂ぼこりだらけの自分の体を見た、いつもなら公園の噴水などで服ごと汚れを洗い流していたが今日から私はここに住む、この方法とはもう無縁だ
ジュウシ「あ、お風呂入る?」
「いいんですか?」
ジュウシ「もちろん、ここはAちゃんの家でもあるんすし遠慮しないで!」
「じゃあ…お言葉に甘えて」
ジュウシ「分かった、じゃあお風呂溜めてくるからちょっと待っててっす!」
「はーい」
十四さんがお風呂を溜めに行ったのを見送り自分は床の上に体育座りで座る、時計の音が響く部屋は木造建築独特な、自然の匂いがした
「…(バタッ)」
床の上に寝転ぶと、チクタクと時計の音が、さっきよりも大きく聞こえる
「(まぁ…とりあえずは住む場所は確保出来たし…オールOK…なのか?)…(ガバッ)」
体を起こして、また当たりを見る、見渡す限りの大きな部屋に、テンションが上がる気もした
(数分後)
ジュウシ「Aちゃん!お風呂溜まったっすよ!」
「あ、そうですか?じゃあ入ってきますね」
ジュウシ「うん、あっ、あとこれ、自分のクローゼットから探してきたけどこんなのしか無くて…」
「これ…服ですか…?」

お風呂に入って→←そろそろ…



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作者名:ひーにゃ | 作成日時:2023年11月23日 19時

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