ナゴヤのボーカリストに恋をした (ページ9)

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そろそろ… ページ9

ﾋﾄﾔ｢誰かの家で一緒に住ませてやればいいんじゃねぇか？｣
ｼﾞｭｳｼ｢でも獄さん、住ませるったって、一体どこに…｣
ｸｳｺｳ｢あ〜…確かに拙僧ん家は寺だし朝はえぇし、おまけにあの親父がうるせぇしな…それに親父が2人も面倒見切れるとは思えねぇし｣
ﾋﾄﾔ｢俺は仕事で家を空けることが多いから無理だな、俺がいない間になんかあっても困る｣
ｸｳｺｳ｢十四はどうなんだ？｣
空却さんはそう十四さんに問う
ｼﾞｭｳｼ｢自分は、ライブが会ったり空却さんに修行で呼ばれない限りは普段は特に何も無いっすけど｣
ﾋﾄﾔ｢…話を聞く限り、お前が適任なんじゃないか？｣
ｼﾞｭｳｼ｢えっ？｣
ｸｳｺｳ｢確かにな、それに、お前ら仲良いし、上手くやっていけんだろ｣
ｼﾞｭｳｼ｢で…でも…Aちゃんはそれでいいんすかね…｣
十四さんは私をチラチラと見ながら不安そうにそう言う
｢あ、いや別に無理しなくても、今までずっと野宿生活でしたし、無理そうならこれからも野宿生活続けますし…｣
ﾋﾄﾔ｢いやそれはどうかと思うぞ…｣
そう言う私に、獄さんは少し困った顔をした
ｼﾞｭｳｼ｢い、言い方が悪かったっすかね、えっと、Aちゃんが嫌じゃないなら自分のとこで面倒見るっす、いや、見させてくださいっす！｣
｢…十四さん…もちろんです、お世話になります！｣
私は十四さんにそう頭を下げた
ｸｳｺｳ｢頼んだぞ、十四｣
ｼﾞｭｳｼ｢はいっす！｣
ﾋﾄﾔ｢一件落着、だな…ふぅ…｣
獄さんは一息ついたように息を吐いた
ｸｳｺｳ｢ん、あぁ、もうこんな時間になっちまってる、もうすぐで拙僧飯の準備しねぇとじゃねぇか｣
ｼﾞｭｳｼ｢もうそんな時間なんすね｣
｢いつの間にか凄い時間経っちゃってますね…｣
時計を見ると時刻はもう8時程だった、私が公園にいた時から3時間経っている
ｼﾞｭｳｼ｢じゃあ自分そろそろ帰ります、Aちゃんの服とかもどうにかしないといけませんし…｣
ﾋﾄﾔ｢そうだな｣
ｸｳｺｳ｢まぁひとまずはお前に任せるぞ｣
ｼﾞｭｳｼ｢了解っす、Aちゃん、立てる？｣
｢あ、はい｣
十四さんに手を差し伸べてもらい私は立ち上がるとそのまま手を引いてもらい玄関まで歩いた
ｼﾞｭｳｼ｢空却さん、獄さん、お世話になっちゃってすみません…｣
ｸｳｺｳ｢気にすんなよ、十四！｣
ﾋﾄﾔ｢灼空さんには、俺達が伝えとくから、お前らは気をつけて帰れよ｣
ｼﾞｭｳｼ｢はいっす！｣
｢あの、空却さん、獄さん｣
ｸｳｺｳ、ﾋﾄﾔ｢ん？｣