同情と恋心 (ページ45)

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ほっとけないページ45

玉森side

今日も朝からずっとロケで家に帰ったら倒れ込むようにソファにダイブした。

すると

ピロン♪

ポケットの携帯が鳴った。

【みつからだ。

ん？…

はっ？

えっ？どゆこと？？】

俺は驚きすぎて身体を一気に起こした。

みつからのLINEは、今Aちゃんといるけど、俺のLINEをAちゃんに渡していいかという内容だった。

【はっ？

まずさ、いつの間に2人で会うくらい仲良くなってんの？

あと、展開分からなすぎだし、、、

しかも、みつ協力するって言ってたけど、行動早過ぎない？】

俺は頭の中パニックになったが、とりあえずAちゃんとLINE交換はしたかったから、OKを出した。

すると、今夜AちゃんにLINE送らせるから！とみつからの連絡が。

【なんで、みつが俺にLINE送るように指示してんだよw

こういうのって自然と始まるもんじゃないの？笑】

そんなふうに思いながらも、みつの行動力に感謝しかなかった。

そして、夜中になり、そろそろオンラインゲーム始めようかと準備し始めた時、

ピロン♪

携帯が鳴った。

【ん？こんな時間に誰だ？

！！！！！！！

Aちゃん？！？！】

紛れもなくAちゃんだった。

Aちゃんはすごく業務的な口調でLINEをしてきた。

【緊張してんのかな？(笑)それともほんとに仕事仲間としか思われてない感じ？

んでも、みつと2人でご飯行ったんだよね、

みつのこと好きになっちゃってんのかな…？】

とりあえず俺はすぐに返信した。

俺はAちゃんにどう思われているのか分からなかったが、勝負時だと思い、自分の言いたいことをちゃんと伝えた。

すると割とすぐに返信が来た。

「ぜひ、行かせてください！

私も玉森さんのこともっと知りたいです。」

【えっ、何このかわいい返事？！？！

告白されちゃってるみたいなんだけど？(笑)

でも、Aちゃんはそんなつもりないんだろうね～、

この子こんなこと普通に好きでもない男に言っちゃうとか、ほんとにほっとけないなぁ～(笑)】

俺はまたAちゃんにすぐに返信をした。

俺は思ったことを素直に言葉にして送った。

Aちゃんの純粋な心に俺は嘘をつきたくなかった。

そして、俺は今AちゃんとLINEしている事実がすごく嬉しかったし、ちょっとの会話なのにまたAちゃんのことをもっと知りたくなった。