勘違い、？ ページ3
――次の日――
上司「ねぇ、Aさん！
そこのダンボール隣の部屋に運んでくれない？
今からメンバー全員来て打ち合わせあるんだよね。ちょっと重いけど、
今手空いてる人いなくて、
、、お願いできそ？」
「はい！分かりました！」
そこら辺の女の子よりは力あると自負している私はさっさと終わらせて褒めてもらおうと張り切った。
【てかさ、今から嵐来るってことよね？
えーーー♡
やばいな、どっかですれ違ったり…♡】
そんな妄想をしながらダンボールを運んでいると…
ドンッ！！！！
誰かとぶつかった。
「うわっ！！！？？？」
？「うぉっ！」
「うわっ！
すみません！！！」
私は積み上げて運んでいたダンボールで視界が塞がれて誰とぶつかったのか、すぐには分からなかった。
？「大丈夫ですか？」
「あっ！
すみませんでした！！」
すぐにダンボールを下ろして謝ろうとしたその瞬間
「えっ、！！！！！！！」
言葉が詰まった。
私の目の前に立っていたのはKis-My-Ft2の北山宏光だった。
そして、驚いた勢いで思わず
「キ、、ス、、、、マ、、イ、、！？」
そう言ってしまった。
はっと我に返ると、北山さんが不思議そうな顔をしながら、こっちを見つめていた。
【うわぁー、変なこと言っちゃった。
なんかすっごく見られてるし〜、
えっ、 もしかして、さっきの反応的にジャニヲタってバレたかな、、、
っていうかさ、なんでここに北山宏光？？】
そんなことを一瞬のうちに頭の中を巡らせて焦っていると、
(北山)「あっ、あの…
スタッフさん？？」
申し訳なさそうに聞いてきた。
「あっ、はい…
あっ、あの、！！
今年から入社して、、、
あっ、まだ私っ、！
何も出来ないんで雑用なんかのお手伝いさせてもらってます。」
焦って答えた。
(北山)「あっ、そうなんだね！
えっ、じゃぁ、初めましてで合ってるよね？」
「はい！そう…ですね、、、
で、、あの〜……
お聞きしてもいいですか、、？？
なんで、北山さんがここ…に……？？」
(北山)「えっ？(笑)
今から俺らのライブの打ち合わせあるんだよね、！
ここで、(笑)」
「はっ？？？」
私はとんだ勘違いをしていたのだった。
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作者名：かなた | 作成日時：2019年7月3日 14時
