□■ またね。 ページ1
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「 卒業おめでとう 」
卒業の記念品を
一人一人、順番にもらっていく。
「 3年間よくがんばったな 」
大好きな人が隣にいてくれたから
退屈な学校も、毎日ちゃんと来れたんだ
『 A! 』
『 裕太くん 』
彼と共に、苦しいことも悲しいことも
嬉しいことだって、たくさん感じてきた。
『 記念品、しょぼいよな〜
もっと豪華な物くれてもいいよね〜 』
『 名前のハンコだなんて(笑)
せめて印鑑がよかったね (笑) 』
入学して、自己紹介のとき。
お互いに一目惚れしたことから
連絡を取るようになって、
いつの日か学校でも一緒にいるようになった。
ある日突然、夜の公園に呼び出され
告白をされた。
一目惚れから始まる恋は続かない、
誰かがそう言っていたけど
私たちは1年の夏から
卒業のこの瞬間まで
喧嘩の一つもなく、続いていた。
『 ところで裕太くん。
ずっと知りたかったけど ...
進路はどうするの?
卒業したし、知りたいな ... 』
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作者名:結乃 ○* | 作成日時:2015年10月9日 15時