検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:39,435 hit

七十三 ページ23






その日から私は智久さんにお金も通帳も出さず、



もちろん出さないから家から出ず、学校にも行けなかった。






カードキーは取り上げられ、智久さんが仕事の時は外から鍵がかけられ中からは開けられない。






ベランダから出ようと思ってもここは36階。





到底無理だ。






スマホも使えないから皆に助けを呼ぶこともできない。





それで、智久さんが帰ってきたらストレス発散も含まれたような暴力を受けて1日が終わる。






こんな日がもう4日。






さすがにもう限界だ。






.






金曜日。





智久さんの仕事が休みの日。





と言うことは1日中見張られていると言っていいだろう。






私は智久さんが起きる前にある程度の荷物を持って7人の誰かでもいいから



なんなら学校でもいいからとにかくこの家を出ることにした。






音をたてないように玄関に置いてあるカードキーを玄関に認証して……。






__カチャ。






私は急いで開いたドアを開けようとドアノブに手をかけた。






.






.







山「なーにしてるのかな。」






『ビクッ……。』







ゆっくりと後ろを振り返るとそこには寝ていたはずの彼が。。






私は彼が私を止める前に玄関を出ようとした。








けど、足に痛みが走ってドアを開けた瞬間その場で躓いてしまった。






山「はい、捕まえた。」





智久さんは私の痛む足を無視して強引に部屋の中に連れ込む。





山「俺が目を離したすきに何をやってんのかな。」






『っ……。』








これはただでは済まない。






そんな雰囲気がリビングを包み込んだ。

七十四→←七十二



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 不良
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白雪美咲(プロフ) - なほちゃんさん» どうしても時間の都合上、中途半端になってしまいます。すいません。。 (2018年6月10日 0時) (レス) id: cd019adbb1 (このIDを非表示/違反報告)
なほちゃん(プロフ) - 何で中途半端な終わりかたなんですか? (2018年6月9日 21時) (レス) id: 01f3b783a5 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 白雪美咲さん» はい!楽しみに待ってます! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 63b51f6df2 (このIDを非表示/違反報告)
白雪美咲(プロフ) - 美緒さん» ありがとうございます!時間がある限り、たくさん更新したいと思います! (2017年12月19日 20時) (レス) id: 511d433828 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - とても続きが気になります!大量更新楽しみに待ってます!これからも頑張ってください! (2017年12月19日 14時) (レス) id: 63b51f6df2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白雪美咲 | 作成日時:2017年12月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。