私、不良になりました。〜俺足族〜 part２

五十三 ページ3

○






次の日、私たちは職員室に呼び出された。






＿＿ｺﾝｺﾝｺﾝ。





『失礼します。』







教「また問題を起こしたようだな。神崎、3日前話したばかりなのになぁ。」







藤「なんだよそれ。」






『教頭。』







私が睨みつけると教頭は黙った。








教「ｺﾞﾎﾝｯ。本題に入るが、二階堂。お前、DVDを盗んだらしいじゃないか。」







二「はぁ！？盗んでなんかねぇーよ！！」







横「落ちつけって。」







教「昨日、DVDショップの店長から電話があった。……どうするつもりだ！」








担「このままだと、1週間の停学処分になる。」








二「そう。停学でも何でも好きにしろよ。」







担「いや、停学処分になるのは神崎だぞ！」







『おい！その話ｈ……』







二「は？なに意味分かんないこと言ってんだよ！なつきは関係ないだろ！！




、、停学でも何でも好きにしろよ。こんな学校やめてやってもいいぞ。」








藤「ニカっ！！！」








教「そうかそうか。本人がそう言うなら仕方ないなぁ〜。」









そういいながら笑みを浮かべる教頭は私を見る。









『待てよ。まだニカちゃんが犯人って決まってねーよ。』








教「いやいやいやいや。店長が二階堂っていってる限り犯人が決まったのも同然だろ。




それともなんだ？真犯人でも見つけるつもりか？」








『………分かった。私が真犯人を見つけてやるよ。




、、、私がニカちゃんの無実を証明するから。』








私はそう言って皆が立ち尽くしているのをかき分けるようにして職員室を後にした。

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