六十八 ページ18
玉森side
__ガチャ。
屋上の扉を開けるとそこにはなつきがいた。
玉「なつき。」
『どうしたの?』
俺はなつきが座っている隣に腰をおろした。
玉「ねぇ、最近なんか変だよ。なんかあった?」
そう言うとなつきは伸ばしていた足を折って体育座りして微笑んだ。
『皆、最近口を揃えてそれ言うね。』
玉「そりゃ、仲間だし心配だし。」
『そっか。』
玉「本当は大丈夫って言ってるけど違うんだろ?何があったの?言ってよ!」
『……ねぇ、玉ちゃんにとって……皆にとって私ってどんな存在なの?』
玉「えっ、、そりゃあ大切だし
いつもは守られる立場だけど、いつかは俺らが守れたらって思ってる。
大人ななつきからしたら俺らはまだまだ子供に見えるかもしれないけど、
何か悩んでることがあるなら頼ってほしい。その時は俺らなりに頑張るからさっ!
……それじゃダメかな?」
『ううん。ダメじゃないよ。むしろ今の私にはもったいないくらい。』
そう言ってなつき立ち上がった。
そしてポケットから何かを取り出した。
『これっ。玉ちゃんが持ってて。』
玉「これって。」
『私の家のカードキーと暗証番号。』
玉「でもこんなのなんで俺がっ。」
『んーそれだけ信頼できるから?今はこんな状況でもしばらくして元に戻ったとき、
いつでも私ん家に来れるように。それに今これをミツとかガヤさんとかに渡したら、
なんかすぐに家に押し掛けられそうじゃん?だから玉ちゃんに渡しとこうと思って。
あ、渡したこと秘密だよ。』
玉「……分かった。」
『じゃあ、今日はもう帰るね。ちょっと帰り際にタピオカでも買って。』
そう言ってなつきは屋上を後にした。
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白雪美咲(プロフ) - なほちゃんさん» どうしても時間の都合上、中途半端になってしまいます。すいません。。 (2018年6月10日 0時) (レス) id: cd019adbb1 (このIDを非表示/違反報告)
なほちゃん(プロフ) - 何で中途半端な終わりかたなんですか? (2018年6月9日 21時) (レス) id: 01f3b783a5 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 白雪美咲さん» はい!楽しみに待ってます! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 63b51f6df2 (このIDを非表示/違反報告)
白雪美咲(プロフ) - 美緒さん» ありがとうございます!時間がある限り、たくさん更新したいと思います! (2017年12月19日 20時) (レス) id: 511d433828 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - とても続きが気になります!大量更新楽しみに待ってます!これからも頑張ってください! (2017年12月19日 14時) (レス) id: 63b51f6df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白雪美咲 | 作成日時:2017年12月12日 16時