いつもの日常1 ページ1
いつもの日常が始まる。
母｢小恋ー！早く起きなさーい！｣
朝、お母さんに起こされ目が覚める。
小恋｢はーい。｣
お母さんに返事をして、部屋のカーテンを開ける。
小恋｢今日も雨か〜...｣
昨日も、一昨日も雨だった。
けどなんだか今日は、いつもに増して雨が強い気がする。
私は雨が嫌い。元から整いにくい髪が、さらに整わなくなるから。
学校指定のだっさい制服に着替えて、整わない髪を水で濡らし、ドライヤーをかけ、無理矢理整わさせる。
小恋｢なんで梅雨でもないのに雨なのかな〜｣
そう。今は梅雨ではない。11月という梅雨からはかけ離れた季節なのだ。
なのになぜこうも雨が降るのだろう。
部活の朝練も雨だとキツイし、早く雨上がって欲しい。まぁ今日は無理だろうけど。
そんな事を考えながら、ドライヤーから手を離し、お母さんのいるリビングに向かう。
母｢ほら、なにやってんの。早く食べちゃいなさい。｣
今日の朝ごはんは昨日の残り物のシチュー。
別にシチューは好きだけど、麻からシチューはあまり喜べない。
そうは思いながらも食べるけどね。
食べてると、さっきから色んな所に動き回るお母さんが目に入る。
相変わらず忙しそう。
弟2人が起きてこなくて、妹はお母さんからくっついて離れない。
そんな状況、私だったら怒鳴っちゃうけど。
まぁ私には関係ないんだけどね。
あまり朝は食べたくなくて、
お皿によそってあったシチューの半分も食べないで、学校に行く用意をしようと自分の部屋へ戻ろうとする。
が、
母｢ちょっと、全然食べてないじゃないの。
ちゃんと食べなきゃダメじゃない！｣
めんどくさい人に捕まった。
朝はあんま食べたくない。って、前にも言ったと思うんだけどなぁ〜。
小恋｢もう食べたくないの！
学校の用意するから！｣
そんな感じで口答えして、急いで自分の部屋に戻り、学校の用意をし、かっぱを着る。
雨の中自転車乗って学校行くとかホントめんどくさいよね。
まぁ学校自体は好きだから行くけどね。
かっぱを着終わり、荷物を自転車にくくりつけ、
小恋｢行ってきまーす｣
そう叫んで家をでた。
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