第17話「いざ、交流会」 ページ17
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そして、あれから一週間が経ち。
交流会に向けて個人で特訓を重ねに重ねて、ついに当日の朝。
「なっ、なんで皆手ぶらなのーー!?」
朝早くから野薔薇ちゃんの絶叫で意識が覚醒し目が覚めた。
何故か沢山の荷物を抱えた野薔薇ちゃんは身一つで来た私たちを見て目をぱちくりさせている。
「オマエこそなんだその荷物は」
「何って……これから京都でしょ?京都で姉妹校交流会……」
「京都の、姉妹校と、交流会だ。東京で」
またまた野薔薇ちゃんの絶叫が上がった。
「どうりで最近会話が噛み合わないわけだ」と呆れたように呟く真希ちゃん。訂正も何も、そのまま放置してた私たちにも責任あるよね。
「去年勝った方の学校でやんだよ」
「勝ってんじゃねーよ!!!バカ!!」
「えっごめん」
「なんでAさんが謝んのよ!!」
「だって、去年出たの二年で私と憂太くんだけだし」
「ユウタぁ?」と首を傾げる野薔薇ちゃんに「そうそう、乙骨憂太くん。めちゃくちゃ強い子」と簡単に説明をする。
「去年は人数合わせでAと憂太が参加したんだ」
「憂太は「里香」の解呪前だったからな。圧勝だったんだろ、A」
「そうそう。憂太くんアンド里香ちゃんコンビで無双してさ、見ていてすごいなって思いました」
「小学生並みの感想だな」
野薔薇ちゃんは余程京都に行くことを楽しみにしてたのか、項垂れながら「許さんぞ乙骨憂太ー!!」と叫び床を殴っていた。
でも憂太くんのおかげで私は何もしなかったから良かったよ。ジャンケンに負けて連れてかれた先で戦えって言われて気が気じゃなかったから。
団体戦の時も彼が守ってくれたようなものだから(多分憂太くんラブの里香ちゃんとしては不本意極まりなかったと思うけど)、その後もみんなと京都の観光もできてとっても楽しかったし。
「来たぜ」
そんな中、足音が聞こえた先を見れば、先日みたメンバーと新しく追加された人たちが立っていた。
お互い制服の関係上黒一色である。この現場だけ色彩に欠けてる感じがする。
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Alice - ( ,,`・ω・´)❕続きが早く見たいです!.更新頑張ってください (2023年1月29日 13時) (レス) @page40 id: 37c62558af (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2021年1月4日 11時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
エドワールド(プロフ) - 更新頑張って!! (2020年12月6日 20時) (レス) id: 47a0ed334c (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - 続きを...お願いします...!!更新待ってます!! (2020年11月17日 23時) (レス) id: 3b4652fe38 (このIDを非表示/違反報告)
おでんパン - とっても面白いですね!!更新楽しみにしてます!!!! (2020年11月12日 23時) (レス) id: 9599c9f027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨風 | 作者ホームページ:
作成日時:2020年11月2日 17時