チグリジアⅣ ー愛して、助けてー (ページ6)

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岩｢もしかして、目黒が関係してる？｣

まさか、蓮の話をされるとは思ってもいなかったから、驚きのあまり固まってしまう

ゴクリと息を呑む音が、全身に響く

｢....ふっか、なんか言ってた？｣

岩｢いや、ふっかは目黒のことはなにも。さっき見せたメッセージでしか、やりとりしてないし、｣

岩｢ただ、Aが入院中の間、一度目黒に会ったんだ｣

知らなかった。

入院中はずっと私についていたから、ひかるくんと会っているなんて知らなかった

岩｢目黒に会った日、俺とふっかと翔太も一緒にいた｣

｢ひかるくんだけじゃなかったの？｣

岩｢意外なメンツだよな笑俺らみんな目黒に呼び出されたんだよ｣

てっきりひかるくんだけだと思ってたし、蓮が呼び出すなんて珍しい

それに、3人まとめてって、なんで？

岩｢目黒の気持ち、もう知ってんだろ？｣

｢知ってるよ。....ってことは、ひかるくんたちも知ってるんだね｣

岩｢びっくりしたよ、ほんと｣

頭を人差し指でポリポリかいて、視線を斜め前に落とすひかるくん

ここ最近、ひかるくんたちには、驚かせてばっかりで申し訳ない

岩｢そしたら、あいつ俺らに頼み込んできたんだよ。もうAのこと、苦しめないで下さいって｣

主にふっかと翔太にだけどな、と付けたし、笑った

蓮は蓮なりに、私のこと守ってくれてるんだね

やっぱり私はそれに応えなきゃいけない