検索窓
今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:4,380 hit

42 ページ9

.

『で、聞きたいことって?』


武道「......あ、あの。こんなこと言われたら変な奴だと思うのは重々承知なんすけど......Aさんはタイムリーパーなんすか?」


『たいむりーぱー?何それ?』



たいむ、って事だから時間...



『ちょっと意味がわからん』


分からなくて考えるのをやめた

タケミっちはなんか焦った顔をしている


『もしかしてだけど、タケミっちはそれなの?タイム何とかってやつ?』


こいつが聞くんだから

逆にそうなんじゃないかって思った

聞いておいて焦ってるし


『どっかの新しいチーム?タケミっち、ないと思うけど、どっかのスパイで東卍に来たの?』


そうだったら

ここで...


武道「スパイでは無いです!!俺は東卍が好きっすから!!」


必死にそう叫ぶ

まだ、東卍に入ってないのに

しかもマイキー、ドラケン、私しかタケミっちのこと知られてないのに

でも、東卍を大事に思っててくれそうで嬉しい


『そのうち入れると思うけどなー東卍。そんな焦んないでいいと思うけど』

武道「あ、はい」


少し落ち着いたのかスンとしている



『......なら、私も聞くけど、喧嘩賭博の時私達は初対面だった。なのにタケミっちは私のことを知ってるような顔をしていたし、名前も言った。私は会った記憶はない。なんでかな?』



タケミっちの目を見て言う

どんどん顔色が悪くなるのが見えた

凄く悩ましい顔もした

時間もあるしゆっくり聞こうと目を逸らして別の所を見た

しばらくするとタケミっちは話し出した



武道「実は......俺、未来から来たんです」

『オカルト的なの信じないタチなんだけど…本当のこと言った方がいいよ』

武道「本当っす!!!このまま進めばアナタは利用されて殺されて...」


息を詰まらせて、泣きそうな声でそう言う

それでも私の目をタケミっちの涙目は離さなかった


武道「俺、ヒナもアッくんも、ドラケン君も場地君もマイキー君もAさんも!!東卍の皆を守りたいんです!!」


会ったことの無い場地をこいつは知っている

本当に未来から来たのかは信じ難い

でもそれは私にも言えた

あの謎のノート

書いた記憶はなくて信じ難いのに

確実に私の字だった

今でも信じられない

実際に真一郎君が危険な目にあった

試しに書いた記憶について思い出そうとしても

すっぽり無くなっていた

お母さんと約束したこと

死んだ父さんのこと

マイキー達とのこと

しか思い出せなかった

43→←41



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , ブラスタ , 佐野万次郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユノン - 続きが気になる (2022年9月15日 22時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 武道と銀星の絡みが見てみたいです (2022年9月8日 9時) (レス) @page11 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:珠羅 | 作成日時:2022年7月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。