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私はタケミっちを図書館に呼び出した
『タケミっちってタイムリーパー?なんだよね?』
武道「う、うっす...」
私はカバンからノートを取り出す
『これどう思う?』
あのページを開いて見せる
武道「ええっと...?どう、とは…?」
『......タケミっちを信じることにしたの。で、どう思う?』
タケミっちは嬉しそうに驚いた
静かにするよう私は頭を軽く叩いた
武道「確かに合ってます。ただ、ドラケン君に関しては大人になって死刑囚になってました」
『そっか。今までどんな未来だったの?』
武道「...俺は1番最初を含めて6回タイムリープしました。それで未来の東卍は日本最大の犯罪組織になってて…ほとんどの東卍の古株は殺されました。稀咲によって」
稀咲...
やっぱり危険だな
『……へぇ。ちなみに私の未来どんな感じだったの?』
武道「えっと、確か…1回目から5回目は俺が未来に帰った後に殺されてました。殺されたり、事故に遭ったり、苦しんだ結果自ら命を絶ってたり...6回目は幹部になって利用されて稀咲に殺されました」
『うわ…悲惨だね...』
武道「この、「東卍を支えろ」って」
『きっとタケミっちの言う6回目の私かな。1番長生きしてるし』
武道「そっすね...じゃぁ。Aさんもタイムリーパーってことになるんじゃないんすか?死ぬ前に誰かと握手とかしました?」
『それが覚えてないんだよ…このノートに書いた記憶も無いし。不思議だよねぇ』
武道「実は俺も不思議な状態なんですよ。今まで普通にできてたのに急にまた過去に戻って来たんです。本当なら12月辺りなんです」
『それは変だね。それでさ考えたんだよ。架空の話でヒントを集めようかなって…』
武道「それで図書館なんすね」
『そ。それっぽいの探してみよ』
それから作業に取り掛かった
集めて席に着いた
どれもタケミっちと同じ状況っぽいのがほとんどだった
武道「Aさん、これ...」
『転生...?何それ』
武道「生まれ変わりみたいな感じっすかね」
『...』
どっかすんなり当てはまる感じがする
タケミっちが持ってきた本が目に入った
『なんでこれを選んだんだの...』
武道「仏教の本で...」
『仏にあやかれって?』
武道「仏教って確か輪廻転生ってあったなぁって...それで持ってきました」
『宗教とか知らないよ』
武道「学校の先生がマニアックで...ははは…」
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ユノン - 続きが気になる (2022年9月15日 22時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 武道と銀星の絡みが見てみたいです (2022年9月8日 9時) (レス) @page11 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠羅 | 作成日時:2022年7月27日 22時