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お母さんに早めの卒業祝いに携帯をもらった
母「いつでも連絡ちょうだいね」
そう言われたけどまだ連絡していない
そして私は久しぶりに家に帰った
普段父さんのいない時間を狙って
鍵は自分で持ってるから入れる
私は荷物をまとめた
少ないから大きめのリュックで足りた
帰ってなかったからかゴミや埃が目立っていた
『仕方がない...』
こんな汚い部屋嫌だ
そう思って掃除をした
それが悪かった
リビングの机に封筒が大量にあった
難しい漢字が並んでいる
『家庭...何とかドコロ？えっと...？』
1週間後の日付と父さんの名前と私の名前
金額も書いてあった
なんだろう
何も聞いてないし
お母さんに今度聞こうかな...
「おい」
後ろから父さんの声
いたの？
それよりこれは振り向くべき？
逃げた方がいい？
「見たのか」
なんかいつもより怖い
「見たのかって聞いてんだよ」
ガッと頭を掴まれる
『掃除してて...』
「お前会話も出来ねぇの？見たかって何回も言わせんな」
静かに怒鳴り
壁に投げつけられる
咄嗟に受け身を取る
「どうなんだよ」
『み、見てない...』
目の前でしゃがみため息をついた
「.........お前はいつから嘘をつくような子になった？俺はそんな育て方してねぇぞ？」
何度も「なぁ」と言って首を絞め頭を揺さぶられる
「父さんはこんなやり方したくねぇんだよ」
手を緩めた時優しそうに言うけれど
気持ちが悪かった
むせて咳き込むと同時に胃液が出そうだった
「お前まで俺を捨てるのか」
今まで家にあげただろう女の人達の名前を言って
ダンダンと床を叩く
いつもとは様子が違って
怖かった
「散々金を遣わされてその挙句にこんな離婚の費用まで......だから女は嫌いだ！！！黙って俺の言うことを聞いてればいいのに！！！お前は俺の理想の女になって欲しかったから育ててやったのに、遊んでばっかで家に帰らねぇし！！！アヤコさんが言ってた通り男とつるんでやがって！！！ビッチに育てたわけじゃねぇんだよ！！！......あぁそうか外に出るからおかしくなるんだな。あんなガキどもに会うから…！俺のAが汚されて奪われるんだな！」
こんな狂った父さんは初めて見る
本能的にもならずとも
命の危険が迫ってるのは感じる
逃げないと
父さんは狂って笑い
ライターで机の上にあった封筒達を燃やした
「A！！俺と死のう！！汚される前に！！」
…は？
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珠羅(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます！制作中ですので、しばしお待ちください！ (2022年5月16日 20時) (
レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年5月15日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅 | 作成日時：2022年5月12日 0時
