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お母さんは「頑張るね」とよく言う
家に届く難しい漢字や言葉が並べられた郵便物と関係あるのかもしれない
日に日に父さんの機嫌が悪くなり
情緒不安定って言うやつの様だった
だからなるべく家にいないようにした
真一郎君のお店によく居さてもらった
そこで金髪で顔にヤケドのある乾青宗って言うヤツと知り合った
肌が茶色で髪が白い人もたまに来た
その人が真一郎君は「自分のお兄ちゃん」だと言う
真一郎君達とは似てないけれど私と同じかもしれないと感じた
その人は黒川イザナ
イザナ「誰？」
『椿A』
真一郎「弟の友達だよ。仲良くしてやってくれよ。Aちゃんいい子だから」
イザナ「ふーん...よろしく」
初めは不機嫌そうだった
でも、少し仲良くなった
よく真一郎君と一緒にバイクに乗って走っている
手が離せられない時だったり、出かける時に時々話すくらいだった
不機嫌そうな顔をしつつも会話をしてくれた
でも真一郎君と話しすぎるとキレられた
相当真一郎君のこと好きなんだろう
イザナ「つーか、なんでお前はここによく居るの？」
『家に帰りたくないからというのと私のバイクの完成を見届けつつカスタムする技術を教えて貰ってるから』
イザナ「ふーん。あんま、真一郎の邪魔すんなよ」
『そんなことするわけないよ』
イザナ「...」
『黒川君は...』
イザナ「イザナでいい」
『あ、うん。イザナ君は真一郎君のこと好き？』
イザナ「当たり前だろ。ぶっ殺すぞ」
『だよね。私も好き。兄がいたらあんな感じなんだろうなぁって思うし.....…私も弟にあんなふうに接せれるのかな、同じようにしてやらないとなぁって…』
イザナ君は「弟いるんだな」と言い
家庭の事情を話した
イザナ「新しい家族......俺もよくわかんねぇわ」
『お母さんとは何年ぶりだし、いきなり新しい家族と過ごすってなるとねぇ...どう受け入れて接せればいいかもわかんないよ』
初めて今の気持ちを言葉にし出てきた
マイキーと場地、エマに真一郎君にさえも言ってない
なぜかポロッと口から出た
イザナ君は黙って隣に座った
イザナ「...俺もわかんねぇけどさ、俺のことを見てくれねぇヤツらだったり、俺のモンを奪ってくるヤツは殺したいと思う。でもお前は血の繋がりのある家族がいるなら大事にするべきじゃねぇの？」
『大事にする、かぁ…』
まだ過ごすってのは先だしゆっくり考えよ
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珠羅(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます！制作中ですので、しばしお待ちください！ (2022年5月16日 20時) (
レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年5月15日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅 | 作成日時：2022年5月12日 0時
