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『言うだけ言って何もしないんだよ。ババァも含めてここの人。いつか燃やしてしまいたいなぁ』
場地「燃やせば?手伝うぜ」
一虎「俺もやるー!」
『いいよ。独りでやるし。いつにしよう』
一虎「ガチでやばいと思った時でいいんじゃね?椿って何だかんだ臆病っぽいしさ〜」
『えー。喧嘩する?』
一虎「いいぜ?」
場地「やめとけよ…怪我してんだし」
『と言ってもやらないんだけど』
場地「はあぁ…またかよ。一虎ァ…こいつたまにフラフラした感じだから見極めろよ?急にキレっから」
『いや、なんで?あれは場地が悪いじゃん』
場地「いーや、お前が悪い。俺は悪くねぇ」
一虎「何があった...」
場地「給食で嫌いなもんかと思って食ったらキレるし、なんか選んでたっぽかったから選んでやったのにどっちも捨てやがったんだよ」
『いや、味気ないなー、口の中痛いし食べづらいなぁ…って芋をつんつんしてただけだし。選んでたって言うけど、見てただけだし』
一虎「どっちもどっちだろ...」
『あ、そうだ。場地と羽宮だったら2択を迫られたりしたらどーする?』
選ぶってことを考えていたら何となく聞きたくなった
一虎「...」
場地「あ?んなもん好きな方を選ぶだろ」
『羽宮は?』
一虎「俺は...」
場地「ワリィ!トイレ借りてもいいか?」
『どーぞ』
聞いちゃ不味かったなと思いつつ場地に場所を伝えた
『...無理に答えなくていいよ。ごめん。地雷踏んだね』
一虎「......椿だったらどうする?」
『私だったら?うーん場地と同じかなあ...でも片方が私にとって害であったり邪魔なら捨てる。もし、どっちも同じなら両方捨てるよ』
一虎「もし、どっちか選ばないと死ぬとするなら?」
『難しいな...本当に嫌なら潔く死ぬ。でも、死にたくないのが本音だし、どっちがマシかをよく見るかな...』
一虎「...」
羽宮は難しそうな、何かを砕いてるような顔をした
一虎「......椿はそう考えるんだな」
『...死んだら終わりだし。生きてたから皆に会えたし楽しいよ』
一虎「...あっそ」
『何それ〜冷た』
羽宮も色々あるんだな
選ぶことに関して聞いた時苦しそうだったし
羽宮の方が大変そうだ
何かあれば力になろう
場地はその事を伝えたかったのかもしれない
それに今日2人に会っておいて良かった
気持ちがちょっと楽になったってのは
絶対言わない
でも感謝はいつか伝えたい
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珠羅(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます!制作中ですので、しばしお待ちください! (2022年5月16日 20時) (レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年5月15日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠羅 | 作成日時:2022年5月12日 0時