転生転生【東リべ×ブラスタ】

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当然周りから笑われた

その時初めてマイキーと話した



マイキー「何がおもしれぇの？それにお前、なんでそんなに嫌そうなの？その服嫌いなの？」



私は「同情するな」とキレたけど


マイキーは「嫌なら嫌って言えばいい」「苦しいなら俺について来いよ。俺がダチになってやる」って言ってくれた


こんな私に笑いかけてくれた

嬉しかった



中学になると同時に東卍に入って

家に帰らないようにした


ある夜に街をふらついていた

目の前から母親らしき人を見つけた

私はずっと母を待っていた

追い出される時



「何があってもお母さんはAを迎えに行くから」



そう約束をしたのに

家族を作っていた

幸せそうな顔をした私と同じ目をした弟

両手には私にはなかった手が握られていた

それを見た途端、裏切られた感覚して

私に気づいた母は嬉しそうに涙ぐんで近寄った


裏切られた

辛い思いをして、たくさん殴られて

それでも約束を守るために逃げなかったのに

お母さんを待っていたのに


そう思い込んで強く思っていた私は怒りと悲しみに任せ怒鳴り散らし、罵声を上げ

挙句の果てに通りかかったマイキーとドラケンに止められた

行く宛てのなかった私をまた助けてくれた


そう思い返すと

私は守られて、助けられてばかりだ


あぁ、マイキーにも皆にも会わせる顔がない

......もしもし今いる場所が

現実であるのなら自分を変えたい

夢だとしてもあんな事にはなって欲しくない

皆が笑い合えるようにしたい



『──────お母さん。私は大丈夫。その子と一緒に逃げて』



今までまともに顔を見れなかった母の顔

驚いた顔をした目は私と同じだった



「ダメよ..できない...でも、でも」



守らないといけない

でも逃げたい

逃げたとして、あいつが追いかけてまた殴られたら

Aを置いてったとして

被害が出るのはA

それも嫌よ


と、ブツブツと言っていた



『守ってくれてありがとう。次は私が守るから』



そう言った途端

私を抱きしめた

...あの時早希が持ってて私にはないものを感じた

早希が公演前に「愛ってなんだと思うか」と聞いてきた

私は分からなくてそれを答えれなかった


今ならちゃんと言える

私が東卍を大事に思っているくらい大事で

とても暖かくて

強い思いにさせてくれる

クサイ言葉だけど


そう思った


何だ...お母さんは裏切ってなかったんだ

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