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「脳無って奴呼ばなくていいのか！？お前の声のみ反応するとか言ってたろ！？とても大事なことだろ！？」
脳無！？
ここに来ているの！？
USJの時や保須の時にいたあの脳みそむき出しの奴！？
見たことないから分からないけど
オールマイト級のパワーを持っていたり
空を飛んだりする
強い化け物らしい
「あぁいけねぇ。何のために戦闘加わんなかったって話だな」
戦闘！？
そんなの危なすぎる！！
ヴィラン達は過ぎて行った
バレない程度思いっきり息を吐き緊張を解く
恐怖と緊張のあまり足がすくんだ
青山くんも同様
もうここで待機していようかな
でも、爆豪くん捕まってしまった
助けに行きたいけれど、私も狙われているし
響香ちゃん達を置いていけない
逃げよう
私まで捕まったらダメだ
そうだ
逃げないと
なのに足がまだ動かない
そのままやり過ごすため
息を潜めていると
中間地点から騒ぐ声が聞こえる
緑谷くんは異常なまでにボロボロで
轟くん、障子くんが爆豪くんを救出に来たとわかった
すると障子くんが何か取ったみたいで
その場を去ろうとした
きっと爆豪くんを──────
USJの時の黒いモヤが現れた
5分とか何とか言っている
仮面のヴィランが
「走り出すほど嬉しかったみたいなんでプレゼントしよう」
と言った
『……もしかして偽物？(ボソッ』
そして仮面を外しべろっと舌を出した
ビー玉のようなものがあった
障子くん達が持っていたのは轟くんの氷だった
青山「……っ！！」
青山くんがそのヴィランの顔を狙いレーザーを撃った
青山「……早く逃げて！！」
『わ、わかった！！』
私は飛んで逃げた
「「光神/さん！！！」」
な、何…
ゴァッ！！
『あっつ！！！』
突然青い炎が私の方に来た
ギリギリの所で避けたからバランスを崩した
やばい落ちる！！
もう1回翼を！！
けれど、絶えず炎が来る
こうなったら風で押し返す！！
『…っ！！』
すると炎が止まった
よし、逃げよ───────
グイッ！！
『へっ…...？』
後ろに引っ張られた
''磁石''のように
「捕まえたわぁ！子猫ちゃんっ♪」
ゴッ
『ぅ"っ！！』
抵抗する暇もなく私は落とされた
目を覚ますとバーのような場所にいた
周囲の状況は何人か同じ場所にいる
私と爆豪くんは椅子に座られ頑丈に拘束されている
時間は…8時を過ぎていた
爆豪「ﾁｯ...起きるのが遅せぇんだよ」
『遅くてごめん…』
非常事態の割には冷静でいられている
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作者名：珠羅 | 作成日時：2019年9月23日 18時
