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重い足取りで三日月の元に辿り着いたすず。
三「すず、ここに座れ」
三日月の目の前に大人しく正座するすず。
それを確認した三日月も同じ様に正座する。
三「……さて、何故俺が怒っているのか、すずはわかるか？」
静かに切り出した三日月。笑顔のままだが、威圧感が凄いある。
「えっと……。大和守さんが刀を振り上げた時、私が三日月さんの前に飛び出したから？」
大和「……うん、あれは確かに危ないねー」
加州「三日月がもう主の事を斬り付けないってわかってても、アレにはヒヤッとしたよねー」
外野の二振りは、その時の事を思い出しながら冷静に分析をする。
三「まぁそれもあるのだが……。俺が怒っている理由はそれじゃない」
首を横に振り、一旦言葉を区切る三日月。
三「すずは先程、『自分は死んでも良い』という様な事を言っておったな。あれは聞き捨てならぬぞ？」
「……確かに言いました」
三日月の問いに少し考え、しょんぼりと答えるすず。
三「俺は初め、其方がこの本丸に来た時は殺そうとした。でも今は＿＿其方の事をちゃんと主として認めているのだ。
そんな大切な者に『自分は死んでも良い』と言われたら、さぞ哀しいだろう？」
「……仰る通りです」
すずは項垂れて言う。
三「言いたい事はまだある。今しがた主が言っていた様に、刀を構えている者の前に飛び出す＿＿あれがどんなに危険な事なのか、本当に理解しているのか？
流石の俺も肝が冷えたぞ？
振り下ろしている最中にでも飛び込んで来ていたら、俺は主を斬っていたのかもしれないのだから」
「……本当にゴメンナサイ」
すずの謝罪に三日月は大きなため息を吐いた。
三「……ちゃんと、反省している様だな」
すずはコクンと頷く。
三日月はすずのその姿勢に許した様で、いつもの優しい笑顔に戻る。
三「ほら、もう怒っていない。じいが頭を撫でてやろう」
そう言うと三日月は、すずをギュッと抱きしめて頭をよしよしと撫でる。
しばらく頭を撫でられていたすずは、安心したかの様に目を閉じる。
「んー、なんか落ち着くなぁ」
三「ん？そうかそうか、じじいの腕の中がそんなに安心するのか」
三日月は嬉しそうに頬を緩ませる。
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神ノ木 - 更新待ってます！頑張ってください！ (2018年7月3日 21時) (
レス) id: a21d3a6b09 (このIDを非表示/違反報告)
槝 - 面白い場面で…続きが気になります。 (2018年6月29日 14時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い国弘可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 凄く面白いです！最初から一気に見ちゃいました！清光に薬研に兼さんに三日月が一杯出てきていて私、迚嬉しいです！これからも、更新頑張って下さい！応援しています！では。^ ^！ (2018年5月20日 12時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
埼玉の銀ちゃん(プロフ) - 水面さん» はじめまして、コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです(*^^*)少しずつですが更新頑張っていきます!!応援ありがとうございますm(_ _)m (2018年4月29日 18時) (レス) id: 1f42c16589 (このIDを非表示/違反報告)
水面 - この小説すごい面白いです！更新楽しみにしています♪ (2018年4月29日 18時) (レス) id: c4fe34a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埼玉の銀ちゃん x他2人 | 作成日時：2018年4月28日 16時
