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鶴丸はようやく笑いが収まったのか、一度大きく深呼吸をした。
鶴「いやいや、驚いた……。まさかあんな事を言うなんてなぁ。
彼女、実は君の事をあまり良く思っていないんじゃないのか？」
鶴丸は桜ノ宮にもそう嫌味を言うが。
桜宮「そう？俺、別にそういうの気にしてないよ？
それより早く手合わせしようよー。待ちくたびれたよー」
桜ノ宮は嫌味として捉えていないため、全く効果がなかった。
それどころか、手合わせの催促までする。
鶴「……やれやれ、君にも驚かされてばかりだな。
まぁ君の望み通り、そろそろ手合わせを始めようとするか」
そう言うと鶴丸は加州達が動きやすい様にと場所を開けた。
加州「いいねいいね、訓練大好き。んじゃ、鶴丸。よろしくね？」
桜宮「やっとだね！わーい、楽しみ♪」
加州と桜ノ宮はそう言うと、それぞれ木刀を構える。
鶴「二振りとも準備はいいか？……では始め‼」
鶴丸が短く言い放つと同時に、桜ノ宮が動き出す。
先手必勝！と言わんばかりに思い切り踏み込んで来た。
加州はいきなり向かって来た桜ノ宮に思わず怯みそうになるが、そこは経験の差。
瞬時に頭を切り替え、ヒラリと右に躱し、木刀を構え直す。
一方の桜ノ宮はというと、まさか避けられるとは思ってなかったようで、そのままの勢いで前につんのめってしまった。
そこに大きな隙が出来た。
加州「これが、本気だ！」
加州は桜ノ宮の背後から強かに木刀を打ち込んだ。
鈍い音が辺りに響いた瞬間、桜ノ宮が「い"っ⁉」と
痛みに耐える様な声を上げた。
桜宮「あー……ダメだー。思った以上にキツイや、降参ですー」
鶴「そこまで！」
鶴丸のその一声で、呆気なく手合わせが終わってしまった。
加州「……え？これで終わり？」
本当に呆気なく終わり、加州は拍子抜けしてしまう。
あんなに大口叩いていた奴なのに、弱過ぎる。
桜宮「痛ぇ……。流石は新選組一番隊組長、
沖田総司の刀だよなぁ。半端なく強いや」
そう呟く桜ノ宮は痛そうに起き上がりながらもその表情は何故か喜々としていた。
寧ろ、自分を負かせた加州の事を尊敬の眼差しで見つめている。
加州「……ちょっと、なんでそこで沖田君の名前が出て来るわけ？
確かに俺も安定も沖田君の刀だけどさー」
加州は不愉快そうに顔を歪め、桜ノ宮を睨み付ける。
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神ノ木 - 更新待ってます！頑張ってください！ (2018年7月3日 21時) (
レス) id: a21d3a6b09 (このIDを非表示/違反報告)
槝 - 面白い場面で…続きが気になります。 (2018年6月29日 14時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い国弘可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 凄く面白いです！最初から一気に見ちゃいました！清光に薬研に兼さんに三日月が一杯出てきていて私、迚嬉しいです！これからも、更新頑張って下さい！応援しています！では。^ ^！ (2018年5月20日 12時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
埼玉の銀ちゃん(プロフ) - 水面さん» はじめまして、コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです(*^^*)少しずつですが更新頑張っていきます!!応援ありがとうございますm(_ _)m (2018年4月29日 18時) (レス) id: 1f42c16589 (このIDを非表示/違反報告)
水面 - この小説すごい面白いです！更新楽しみにしています♪ (2018年4月29日 18時) (レス) id: c4fe34a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埼玉の銀ちゃん x他2人 | 作成日時：2018年4月28日 16時
