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ただでさえ三日月は今まで赴任してきた審神者達のお気に入りだったのに、今回も主の関心が彼に向けられてしまうと思うと、加州は気が気ではなかった。
桜宮「主ー！俺、主のためにキンジを掛けて勝負するからねーっ！」
そんな中、目の前にいた桜ノ宮がまるで子どもの様な笑顔で、嬉しそうに声を張り上げてすずに大きく手を振っていた。
加州「なっ!?お前なんかに主と近侍の座は渡さないからな！」
当たり前の様に言い放つ桜ノ宮に、加州はつい木刀を彼に向けていた。
＿＿ああやっぱり、嫌いだな＿＿。
加州は木刀を向けたままそう思っていた。
なぜ？
だって、こんなにも主と仲が良さそうだから。
主はコイツの事を『相棒』って言っていたけど、でも絶対それ以上の事を思ってるよね？
もしそうだとしたら＿＿。
主が見ていないところで、コイツが居なくなってしまえば、俺だけを見てくれるよね？
やっぱり俺だって、もっともっと愛されたい！俺だけを見て欲しい!!
そんな不穏な事を考えていると、鶴丸が加州達の所へ来た。
鶴「どうしたんだ？加州。怖い顔をしているぞ？」
加州「……別に？ただ、勝負に集中したいだけだよ」
加州はつい、口からでまかせを言う。
鶴「そうか、殺る気満々だな！」
鶴丸の言葉に、うわっ絶対に今俺の考えてる事見抜かれてるなーと加州が思っていると、予想だにしない言葉が耳に飛び込んできた。
「加州さん！構いません！桜ノ宮を思いっきりボッコボコにしちゃって下さいっ!!」
鶴「ブフッ!?」
あの他人を驚かせるのが大好きな鶴丸が、すずの言葉に驚き、吹き出している。
間が良いのか悪いのか、すずがそう大声で言ったので加州は一瞬ドキッとした。
だが加州達の会話は聴こえていなかった様で、すずは平然としたままだった。
偶然だったとしてもすずの言葉は予想外で、加州はよくよく考えると彼女は凄い事を口走っていたと思う。
口には出さないが、それ言っちゃっていいの!?と思ってしまった程だ。
鶴「プッククク……。良かったな加州、これで正々堂々と殺れるじゃないか……」
笑いの収まらない鶴丸は、ニヤニヤしながら加州にそう言った。
加州「……もう、冗談はやめてよね」
そう言いながらも、加州はすずの言葉を本気にしていた。
主が言うんだから、本当に手加減無しでいいんだよね、と＿＿。
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神ノ木 - 更新待ってます！頑張ってください！ (2018年7月3日 21時) (
レス) id: a21d3a6b09 (このIDを非表示/違反報告)
槝 - 面白い場面で…続きが気になります。 (2018年6月29日 14時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い国弘可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 凄く面白いです！最初から一気に見ちゃいました！清光に薬研に兼さんに三日月が一杯出てきていて私、迚嬉しいです！これからも、更新頑張って下さい！応援しています！では。^ ^！ (2018年5月20日 12時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
埼玉の銀ちゃん(プロフ) - 水面さん» はじめまして、コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです(*^^*)少しずつですが更新頑張っていきます!!応援ありがとうございますm(_ _)m (2018年4月29日 18時) (レス) id: 1f42c16589 (このIDを非表示/違反報告)
水面 - この小説すごい面白いです！更新楽しみにしています♪ (2018年4月29日 18時) (レス) id: c4fe34a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埼玉の銀ちゃん x他2人 | 作成日時：2018年4月28日 16時
