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桜ノ宮の姿を確認出来た途端、大粒の涙を溢しながらすずは彼に抱き付いた。
桜ノ宮もそれに応える様にしっかりと抱きとめた。
桜宮「大丈夫、大丈夫だよ。俺が居るからさ、もう怖くないよ」
桜ノ宮は泣きじゃくるすずを安心させる様に語り掛け、ゆっくり頭撫でる。
大和「あの、ごめん……」
すずを泣かせたと自覚している大和守は、謝ろうと彼女に近づくが＿＿。
桜宮「……悪りぃけど、後にしてくれない？」
今までずっとヘラヘラ笑っていた桜ノ宮が、威嚇する様な低い声と鋭い目付きで大和守を睨んだ。
桜ノ宮にとって大切な主を恐怖に陥れ、泣かせた張本人＿＿大和守に対して初めて怒りの感情を持ったのだ。
大和守は桜ノ宮の別人の様な気配に気圧され、何も言えなくなってしまう。
その間も涙の止まらないすずの事を桜ノ宮は小さな幼子をあやす様に優しく抱きしめ、頭を撫で続ける。
「ううっ、ひっく……。か、帰りたい……」
すずが嗚咽を洩らしながら、呟く。
桜宮「んー？帰りたいって、どこへ？」
桜ノ宮は、落ち着きのある声で優しく訊ねる。
「……しっ、新選組……総司の所に帰りたい」
しゃくり上げながらも、すずは小さな声で答えた。
そっかー、主は沖田さんの事本当に大好きだもんねーと桜ノ宮は言った。
桜宮「でもさ、時の政府の刀剣男士が言ってたんでしょ？
主はあの時代の人間じゃ無いからさ、
桜ノ宮がそう問い掛けると、すずはコクリと頷く。
「それに、例え主が
土方さんが主の身を案じて、嫁ぎ先を探してたんだからさ。
知らない人の所に嫁ぐの、嫌でしょ？」
「……んー、やだぁー」
愚図るすずに、でしょー？と説得に入る桜ノ宮。
桜宮「主が新選組の事、大好きなのは知ってるよ。でも、あれ以上あの時代に留まっていたら確実に歴史が変わる。
それがわかっていたから、別れが辛いのを我慢して審神者の仕事を頑張るって決めたんだよね。
それが、
主は今、自分が出来る事をやらないと、沖田さんに叱られちゃうよ？」
.
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神ノ木 - 更新待ってます！頑張ってください！ (2018年7月3日 21時) (
レス) id: a21d3a6b09 (このIDを非表示/違反報告)
槝 - 面白い場面で…続きが気になります。 (2018年6月29日 14時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い国弘可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 凄く面白いです！最初から一気に見ちゃいました！清光に薬研に兼さんに三日月が一杯出てきていて私、迚嬉しいです！これからも、更新頑張って下さい！応援しています！では。^ ^！ (2018年5月20日 12時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
埼玉の銀ちゃん(プロフ) - 水面さん» はじめまして、コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです(*^^*)少しずつですが更新頑張っていきます!!応援ありがとうございますm(_ _)m (2018年4月29日 18時) (レス) id: 1f42c16589 (このIDを非表示/違反報告)
水面 - この小説すごい面白いです！更新楽しみにしています♪ (2018年4月29日 18時) (レス) id: c4fe34a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埼玉の銀ちゃん x他2人 | 作成日時：2018年4月28日 16時
