二百五十話 ページ24
『つってもそれ以外ないよ。
銀時、お前飛行機乗るときもらえるあの耳栓とかもってない?』
銀時「いやそれぐらいとっくに捨ててるわ。
それに宇宙船乗れるだけの金持ってねー……
あった」
いよっし的中。銀時の性格なら耳栓もらったら絶対にポッケに入れっぱにすると思ってた。
でもこれで新八くんの問題はクリアだ。
土方「ささささささ、坂田氏!ぼぼ、僕はこの場にいてもいいんでござるか?
じょ、女子の生着替えなど」
銀時「おめーは口と鼻塞いでろ!」
『さぁ神楽ちゃん!これで心置きなく着替えられるよ‼』
準備は万端。耳を塞ぎながら神楽ちゃんに問いかけた。
だけど高い声で何かいっているのがわかる。
気になって少し耳を塞ぐ手を緩めたら、こんな言葉が聞こえた。
神楽「もう着替え終わったアル」
………マジでか。
神楽「A達の会話うるさかったし長かったから待ちきれなくて着替えちゃったヨ」
ということはなに?
この時間私が補聴器持ってる変な奴だってことと銀時がずぼらっていうのが明かされただけじゃん。とにかくその事に銀時達も気づいたようで耳から手をはずしている。
う…ん、そんなに心配なかった。
『とにかく、時間かかるからトッシーと銀時はその場で着替えといて』
銀時「俺たちの扱い雑すぎね?」
引きずっても仕方ないので気持ちを切り替える。
さっさと着替えろやオラ。
私の勘ではもう少しで近藤さん達が乗ってる列車に追い付きそうなんだよ。
順番待ってて間に合わずに土方がその変なGジャン姿でアイツらの前にでるよりかはマシだろ。
『着替え終わったらホラ、トッシー場所変わって』
土方「い、いけるかなぁ」
神楽「シャキッとするアルトッシー!
お前なら行ける!空だって飛べるネ!」
『私達人間には難しいかな』
先に私が車内に戻る。
場所交換の真意は半分土方を目につきやすくするようにで、半分風が冷たく感じてきたからだ。
私と神楽ちゃんでトッシーを上に押し上げてルーフに座らせる。
うん、これで外見はパッと見土方になった。
新八「あっ!あの列車じゃないですか‼」
いよいよ目視できるところまで来たか。
胸ポケットからタバコとライターを取り出す。
そして上のトッシーに火をつけたタバコを渡した。
さぁ、真選組副長様のご登場だ。
『御用改めであるぅぅぅ‼』
いいとこは全部やるよ。
土方「てめーらァァァ!神妙にお縄につきやがれ‼」
土方十四郎。
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たこわさび - めぐぽん(*´・∀・)さん» こんにちは、一気見していただきありがとうございます。本作品は恋愛要素がゼロに等しいですがそこまで読める何かがあったと思うと嬉しいです。新ジャンル開拓のお手伝いになれればと思います。 (2023年3月2日 23時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんにちは^_^一気見させて頂いてます。正直、恋愛ものが好きだったのでここまで読めると思いませんでした。楽しいです。 (2023年3月2日 18時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - ふじゆずさん» 銀魂を読み返してくれるきっかけになったのなら嬉しいです!こちらこそありがとうございます‼無理しない範囲で更新続けていきますね! (2022年11月5日 22時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ふじゆず(プロフ) - すっごい面白いです!!(語彙力)この作品見て久々に銀魂読もうと思いました!!ありがとうございます!!(?)無理しないでください!!ありがとうございました!!(?) (2022年11月5日 21時) (レス) id: af6d5fb7bc (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - さちさん» コメントありがとうございます!更新を楽しみにしていただけて光栄です。これからもがんばります。 (2022年11月4日 22時) (レス) @page10 id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たこわさび | 作成日時:2022年10月25日 18時