二百二十八話 ページ2
『はーいみんな、ちゃんとコップ持った？いくよ？ホントに準備いい？』
詩織「Aさん、そんなに確認しなくても皆さん持ってらっしゃるので大丈夫ですよ」
『ハイ、それじゃあ改めて。せーの』
「「「「『乾杯‼』」」」」
刀が届いたから数日。
ようやくうちの参謀こと、伊東鴨太郎くんが遠方での仕事を終わらせて帰ってきた。
これはそれの祝賀会。サブタイトルは「久しぶり参謀さん。飲んで飲んで飲みまくろう」だ。
ただ酒を飲む理由にもなってるけど。
『それにしても伊東くんお疲れ様〜、期間長かったから大変だったでしょ』
伊東「いや、そうでもなかったさ。
確かに業務は一つ一つは簡単とは言えないものだったが、その分やりがいを感じたよ」
『…………』
伊東くんの返答があまりにも出来すぎていて面食らう。
普段の自分の行動を振り替えってみるとすごい…なんか、うん。
そんな伊東くんの盃に尊敬と労りの気持ちをこめて酒を注いだ。
『そうだ！紹介したい子がいるんだけど…』
気を取り直して楽しみの一つであった詩織ちゃんのことを話題にあげようとする。
だけどそれは伊東くんによって制された。
伊東「新しく入隊してきた早瀬君のことだろう？
事前に話しは近藤さんから聞いたよ。真選組で二人目の女隊士だと。
そして、君が早瀬君にえらく肩入れしてるということもね」
その言葉に分かりやすく肩を落とす。
近藤さんめ、私が伊東くんに紹介したかったのに。
伊東「山南君、そんなに気を落とすことでもないだろう。ちょうど君のとなりに本人がいる。
近藤さんが教えてくれなかったようなことまで教えてくれると助かるんだが…」
落ち込む私をフォローするために伊東くんがそう言った。
あれ、頭いい人って人を喜ばせることも得意なのかな。
『あーえっとね？伊東くんが知りたいならアレだけどね？』
いつも子供っぽいと言われている原因の一つの感情を全て表に出すを改善しようと必死に喜びを抑えているが多分バレバレだろう。ニマニマが止まらない。
好意に甘えて詩織ちゃんの良さを伝えようとした。
『えっと、詩織ちゃんについてなんだけどまず一つ長所をあげるとしたら性格かな。
誰にでも分け隔てなくせ「や、ちょっと待ってください！」
その声で伊東くんへ向けていた視線を詩織ちゃんへと移す。
どうしたんだろう。
詩織「そういうの恥ずかしげもなく言うの止めてくださいって言いましたよね‼」
『…あ』
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たこわさび - めぐぽん(*´･∀･)さん» こんにちは、一気見していただきありがとうございます。本作品は恋愛要素がゼロに等しいですがそこまで読める何かがあったと思うと嬉しいです。新ジャンル開拓のお手伝いになれればと思います。 (2023年3月2日 23時) (
レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんにちは^_^一気見させて頂いてます。正直、恋愛ものが好きだったのでここまで読めると思いませんでした。楽しいです。 (2023年3月2日 18時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - ふじゆずさん» 銀魂を読み返してくれるきっかけになったのなら嬉しいです！こちらこそありがとうございます‼無理しない範囲で更新続けていきますね！ (2022年11月5日 22時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ふじゆず(プロフ) - すっごい面白いです！！(語彙力)この作品見て久々に銀魂読もうと思いました！！ありがとうございます！！(？)無理しないでください！！ありがとうございました！！(？) (2022年11月5日 21時) (レス) id: af6d5fb7bc (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - さちさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしていただけて光栄です。これからもがんばります。 (2022年11月4日 22時) (レス) @page10 id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこわさび | 作成日時：2022年10月25日 18時
