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百四十二話 ページ8

ある雨の日、柳生家の門の前に編みがさを被った2人の男が立っていた。
不振に思い柳生の者が話しかける。



「入門希望者?あのォ、悪いけどここ柳生家だからさァ」


「けっこう由緒正しい家柄だからセレブじゃないとちょっと…」



言葉を濁しているが帰れと言いたいのだろう。
だが2人の男は何も言わない。



「それとも何、道場破りとかいわないよねまさか」


「やめといた方がいいよ。今ウチさァ、柳生四天王っていう猛者がいて…」


道場破りの話が出た途端、2人の男は口角を上げてこう言った。



「いやいや」


「道場破りだなんてそんな物騒な」



そういい終わった直後、柳生の2人を蹴飛ばして門をあける。



「くっ…くせ者ォォォ‼」


「何奴⁉ここを柳生家としっての狼藉か‼」



あっという間に異変を察知した人が集まり編みがさの男2人は囲まれてしまった。
すると2人が網がさを外し大きな声で言った。



新八「我は天堂無心流恒道館道場が当主志村新八‼」


近藤「そして俺はその門下悟罹羅勲‼
天下の柳生流に決闘を申しこまんと参上つかまつった!」



腰に刺さった木刀を抜き構える。



新八「柳生流の看板などに興味はない。だが…」



2人とも柳生の者に向かって木刀を振り下ろし叫んだ。



新八「姉上を返せェェェ‼」


近藤「お妙さんを返せェェェ‼」



そのまま勢いに乗り数人かなぎ倒していく。



「賊めェェ‼」


「斬れェェェたった2人だ‼囲んで斬り捨ててしまええ‼」



柳生が2人を完全に敵視し襲いかかろうとする。
だが、門の前に立っていた1人が突然倒れた。



「なっ、なんだ貴様ら⁉」



それに気づき注目が乗り込んできた2人から門に移る。
するとそこに立っていたのは、六人の編みがさなどで顔がよく見えない男女。



「わりーな、2人じゃねェ」



その言葉が合図かのように一斉に網がさをとる。




「新八ぃ、今日から俺らも門下だ。なんだっけ?天然パーマ流?」


「旦那、天堂無心流です」



少しダルそうにボケる銀髪の男に黒髪の少女がツッコむ。
その光景を見て、先に乗り込んできた2人は目を輝かせた。



新八「銀さん‼神楽ちゃん‼」


近藤「お前ら‼」

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作品ジャンル:アニメ
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たこわさび - さーもんさん» 毎回詩織ちゃん達を動かしている時はこんな感じで大丈夫かな?と手探りで書いている状態なので好きと言っていただけるのは嬉しいです!これからも更新がんばります。 (2022年8月17日 21時) (レス) @page24 id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
さーもん(プロフ) - 更新楽しみにしてます!詩織ちゃんもオリキャラもストーリーも好きです! (2022年8月17日 18時) (レス) @page23 id: 2dc02ddd04 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - 3日で全部!そんな一気に…ありがとうございます!拙いところもありますが楽しんでいただければ幸いです。 (2022年7月31日 22時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん - 3日で全部読みました。とても面白いです!更新楽しみにしてます!! (2022年7月31日 19時) (レス) @page5 id: 4f984dbf4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たこわさび | 作成日時:2022年7月26日 15時

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