百七十五話 ページ41
沖田「ねーちゃん、俺が鼻フックよりもっとスゲーもん鼻にブチ込んでやろーか」
沖田があやめを頭の先からつまさきまで眺めそう言った。
だがその沖田をあやめは冷たく突き放す。
猿飛「フガフゴブガ」
多分。
相変わらず何いってるかわからないがあやめが乗り気でないのはわかる。
この二人がバチっていると土方が沖田を止めた。
土方「オイ総悟、そのへんにしとけ。
今日は俺達ゃ遊びにきたんじゃねーんだぞ。詩織は中頼む」
詩織「はい」
遊びにきたんじゃない、どういうこと?
まっつぁんだけキャバクラに来るなら真選組は要らないし…
詩織ちゃん以外の隊士が入り口の方に戻って行く。
助かったのか?でもどこか腑に落ちない。
沖田「じゃあごゆっくり楽しんでいってくだせェ。俺達ゃしっかり外見張っとくんで」
沖田がそう言い完全に引き下がると、奥から一人誰か歩いてきた。
……嫌なこと思い出しちゃった。
沖田「上様」
そういや土方、将軍様とも言ってたな。
新八「…銀サンAサン、今…上様ってきこえませんでした」
銀時「きこえたな…いや、でもまさかAはどうだ」
『いや、き…きこえた』
忘れてた、今日将軍様がお忍びでキャバクラ行くって言っててその警備で真選組が騒々しかったんだ。なんでこうもタイミング悪く居合わせちゃうのかな。
新八くんと銀時に首根っこを捕まれまっつぁん達に声が聞こえない入り口の廊下につれてかれる。
銀時「オイお前、真選組なら将軍の顔位わかるだろ。アレは誰だ」
銀時が私を壁に追いやり私の両側に腕をつき進行方向を塞がれた。これが俗にいう壁ドンか。
二人の視線に耐えながら言う。
『将軍デス』
汗を不自然なぐらいかき、目を泳がせながらなんとか絞り出した。銀時の圧がすごい。
目が泳ぎすぎてバッチャバッチャ聞こえてきそうだ。
新八「いやなんでAさんそんな驚いてるんですか‼
普通真選組だと知ってる内容ですよね⁉」
『いや、会議半分ぐらい寝てたから』
新八「真面目に話聞きましょう⁉
というか銀さんどうすんすか‼正真正銘本物の征夷大将軍ですよ‼」
新八くんが私に忠告した後銀時の方を見て訴える。
それを受けて銀時が私の両脇に置いていた腕をのけマットを持った。
銀時「とっ、取り乱すんじゃねえェ‼おちつけェ‼
とりあえずサインをもらおう!あっ色紙ない!マットでいいかな?いいよね?」
銀時も相当動揺している。一旦ステイ!
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たこわさび - さーもんさん» 毎回詩織ちゃん達を動かしている時はこんな感じで大丈夫かな?と手探りで書いている状態なので好きと言っていただけるのは嬉しいです!これからも更新がんばります。 (2022年8月17日 21時) (レス) @page24 id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
さーもん(プロフ) - 更新楽しみにしてます!詩織ちゃんもオリキャラもストーリーも好きです! (2022年8月17日 18時) (レス) @page23 id: 2dc02ddd04 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - 3日で全部!そんな一気に…ありがとうございます!拙いところもありますが楽しんでいただければ幸いです。 (2022年7月31日 22時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん - 3日で全部読みました。とても面白いです!更新楽しみにしてます!! (2022年7月31日 19時) (レス) @page5 id: 4f984dbf4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たこわさび | 作成日時:2022年7月26日 15時