座れば牡丹 ページ48
『あ、んじゃこんなのはどう？
土方で立てばアザミ座ればタケ、歩く姿はトレニアみたいな』
昔の記憶を掘り返しながらそれぞれ春菊、牡丹、百合の部分を別の花に当てはめる。
いつもは適当にやっているが今回は真面目にやってみた。
詩織「あ！アザミの花言葉は厳格、タケは英語だと忠義。
トレニアは光る特性を持っているので人を率いるトシさんとなぞらえてるんですね‼」
『そーそー、中々に合ってると思わない？』
自分でも結構うまくできたと思い少々どや顔になる。
やっぱ詩織ちゃん花言葉とかおぼえてるんだな。
土方「…お前、花言葉とか知ってるんだな」
土方が驚いたような顔で言った。
うん、私でもらしくないなとは思ったけどそんな驚くようなことでもなくない？
沖田「土方さん、多分アレでィ。
土方さんとか旦那が入院したとき縁起の悪いチューリップとか送るためでさァ」
土方「なるほど、俺の入院中に仏花用の菊買ってきたお前みてェなもんか」
あー、そういえばそんなことあったな。
沖田が仏花片手に「アレ、まだ死んでなかったんですかィ」って言いながら入ってきた奴。
看護師さんと医者がドン引きしてた奴。
コレが普通なんですって説明したらさらに引かれた奴。
ちなみに花言葉は全部安東の知識。なんかアイツすごい花言葉知ってたんだよ。
道端で花見かける度に教えられてたからいつの間にか覚えてた。
沖田「ま、それも面白そうですねィ。それじゃあAさんで。
立てばクワガタ座ればカナブン、歩く姿はカブトムシ」
詩織「なんで花から離れたんですか⁉」
『多分前に子供の頃カブトとかよくとってたって話したからだと思う』
沖田の子供の頃の話聞いてたら逆に聞かれたときに話したエピソードだ。
聞き流してると思ってたから覚えてるのは意外。
その乱獲してた時期があったから今カブトとクワガタとるのが得意になったんだよな。
日常生活には使わない能力だけど。
「待ってください。虫と言ってもカナブンは日本では縁起のいい虫とされています」
カナブンのことを話していたらいきなり襖の向こうから聞こえてきた声。
少し興奮気味の声には若さを感じる。
「つまりそれは」
口を挟む前に勢いよく開いた襖。
そこには目を輝かせている灰色髪の少年が立っていた。
「師匠が神様ってことですよね！」
うん、どこをどう飛躍させたらそうなった。
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たこわさび - ミスティさん» 好みだなんてそんな…嬉しい言葉ありがとうございます！更新は無理のない程度でやっておりますがそのような言葉をいただくとやはり心にくるものがあります、ありがたいです！無理のない範囲でやっていこうと思います！ (2022年10月3日 22時) (
レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - この小説を読ませて頂いてますが、自分好みの作品でめちゃ好きです！更新頑張って下さい！！応援していますが体調にもお気をつけて下さい！無理なさらずに、、 (2022年10月3日 17時) (レス) @page26 id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - ラウトさん» 「ワクワクが止まらない」と言っていただきありがとうございます。毎日楽しみにしていただいていることが分かりとても嬉しいです！これからも更新がんばります！ (2022年9月11日 23時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ラウト - 毎日お話の更新お疲れさまです。毎日「今日はどんな話を見れるのだろう?」とワクワクが止まりません!!忙しいと思いますが、これからも更新頑張ってください。応援しています!!! (2022年9月11日 23時) (レス) @page5 id: 698653cd83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこわさび | 作成日時：2022年9月8日 22時
