二百二十六話 ページ46
銀時「ってかずいぶん盛り上がってたけど、俺が来る前どんな話してたんだ?アレ?○○の話?」
『お前ホント私のこと女だと思ってないよな』
銀時がさらっと放送禁止用語を口から出したけどコレは酔ってるからか?
いや、いっつもこんな感じか。でも飲み過ぎって節はあるな。
コイツ酒弱いくせに毎回飲みまくるのどうにかなんないかな。
全蔵「違ェよ、ジャンプの話だジャンプの」
銀時「あー、今ぐれ破邪勢いすげェもんな」
『中堅作品も忘れないであげてー』
そういや私も銀時も服部と知り合ったきっかけジャンプなのか。
ジャンプの力すごし。
銀時「インダルもアニメ化したしな」
全蔵「あの発表の仕方熱かったよな」
『アニメ、白田篇までやるかな』
三人とも酒が深いところまで入ってきて本格的に酔いが回ったのか、話の方向にまとまりがなくなっていく。そして話の軸はインダルの方へ。
『やっぱ一番面白い篇は夕雨篇だよね〜ラストのあの雨の演出はおしゃれだった』
全蔵「いや、一番つったらナナカマド篇だろ。
最後の最後に訪れたあの伏線回収は作中でも一二を争うね」
銀時「わかってねーな、一見作風を変えたと思わせて後に作品の根幹に関わってくるストーリー展開を繰り広げた鳥籠篇だろ」
ん?
持っていたビールジョッキを机において二人と顔を見合わせた。
お互い睨むわけでも敵意をむき出しにするでもなくただただ理解できないという表情を浮かべる。
『いやいやいや、何言ってるの。
ナナカマド篇はバチルザーが胸糞過ぎたでしょ』
全蔵「いや、あのアイツを倒したときの爽快感も含めてナナカマド篇のよさだって!」
銀時「それ言うなら夕雨篇のコナミの過去も暗すぎただろ」
なるほどなるほど、お二人はそうお考えで。
言いたいことがありすぎて思わず立ち上がり、それぞれが好きな篇のよさを伝えようとする。
全蔵「やっぱナナカマド篇が一番だろ!」
『初期に戻るの意味で夕雨!』
銀時「スタイリッシュな雰囲気出してた鳥籠!」
全員一歩も引けをとらない。
長丁場になりそうな予感を感じ、支払いを済ませて店を出た。
銀時「上等だよ、どの篇が一番か決めようじゃねェか」
全蔵「やっぱりお前とはソリが合わねェらしいな」
『その考え根本から改めさせてやるよ』
次の日、公園のベンチで寝ている三人が発見されたらしい。
詩織「(本当に、憧れの人この人でいいんだっけ)」
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たこわさび - ミスティさん» 好みだなんてそんな…嬉しい言葉ありがとうございます!更新は無理のない程度でやっておりますがそのような言葉をいただくとやはり心にくるものがあります、ありがたいです!無理のない範囲でやっていこうと思います! (2022年10月3日 22時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - この小説を読ませて頂いてますが、自分好みの作品でめちゃ好きです!更新頑張って下さい!!応援していますが体調にもお気をつけて下さい!無理なさらずに、、 (2022年10月3日 17時) (レス) @page26 id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - ラウトさん» 「ワクワクが止まらない」と言っていただきありがとうございます。毎日楽しみにしていただいていることが分かりとても嬉しいです!これからも更新がんばります! (2022年9月11日 23時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ラウト - 毎日お話の更新お疲れさまです。毎日「今日はどんな話を見れるのだろう?」とワクワクが止まりません!!忙しいと思いますが、これからも更新頑張ってください。応援しています!!! (2022年9月11日 23時) (レス) @page5 id: 698653cd83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たこわさび | 作成日時:2022年9月8日 22時