二百十九話 ページ39
詩織「Aさァァァん‼」
屋根の上からやって来たのでずぶ濡れのさっちゃん。
だがそんなこともお構いなしに蹴られてふっとんだAさんに反応の隙も与えず掴みかかる。
猿飛「そんなに熱い視線を銀さんに注いで満足？そんな近い距離で見つめ合えて嬉しい？
そんなに顔を近づけて何をするつもりよ‼キス？もしかしてキス？
知り合いの目の前でキスなんてよく恥ずかしげもなくできるわね‼
ねぇA、私が銀さんを好きなのを知ってて裏で付き合ってた時貴女はどんな気持ちだったのかしら‼恋い焦がれている私を見てせせら笑てったのかしら‼
最初からおかしいと思ってたのよ！ただの知り合いにしては距離が近すぎるし‼
もう二人なんか知らない！勝手に結ばれて勝手に婚約すればいいわ！」
盛大な誤解がありながらもすごい勢いでしゃべるので口を挟む暇がない。
さっちゃんがAさんを掴む手を離し店の外へ走って行ったと思ったら今度は旦那に向かって飛び蹴りをした。
猿飛「なーんてね、私がそれぐらいでへこたれる女だと思った？
だとしたら貴女の計算違いね、私をなめないで頂戴。
一週間後そこにいるのは私よ！今に見てなさい‼」
沖田「コレなんていう名前の昼ドラですかィ」
感情の起伏が激しい。勘違いが深まりすぎて説明するのもめんどくさい。
いや、見つめ合ってたっていうのは否定するわけではないけどイコール付き合ってるみたいになるのは不思議でしかない。自分で脚本つくって演じてドラマ撮れそう。
銀時「おい、いつ誰が俺と付き合った。
俺はコイツと付き合ったことも付き合うつもりもねーよ」
詩織「そうだって、第一いっつも喧嘩ばっかしてる旦那とAさんが付き合うってなっても後数年はかかるでしょ？」
旦那に飛びけりを交わされて再びAさんに掴みかかったさっちゃんを宥める。
けれど少女漫画である喧嘩するほど仲がいいみたいな設定は個人的に好きだ。
猿飛「…本当になにもないの？」
銀時「ああ」
旦那の口からその言葉を聞くと、急いでAさんの服から手を離して旦那の横に立った。
総悟は説明もなしにこんな状況だけど大丈夫なのかな。
猿飛「ごめんなさい、少し取り乱してしまったわ。
A、いきなり掴みかかったけど平気かしら」
咳払いをしてから恥ずかしそうに言う。少しなのか？
そう思いながらもAさんが心配になり後ろを向いた。
『ここ、どこ？』
記憶、リセットされてました。
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たこわさび - ミスティさん» 好みだなんてそんな…嬉しい言葉ありがとうございます！更新は無理のない程度でやっておりますがそのような言葉をいただくとやはり心にくるものがあります、ありがたいです！無理のない範囲でやっていこうと思います！ (2022年10月3日 22時) (
レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - この小説を読ませて頂いてますが、自分好みの作品でめちゃ好きです！更新頑張って下さい！！応援していますが体調にもお気をつけて下さい！無理なさらずに、、 (2022年10月3日 17時) (レス) @page26 id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - ラウトさん» 「ワクワクが止まらない」と言っていただきありがとうございます。毎日楽しみにしていただいていることが分かりとても嬉しいです！これからも更新がんばります！ (2022年9月11日 23時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ラウト - 毎日お話の更新お疲れさまです。毎日「今日はどんな話を見れるのだろう?」とワクワクが止まりません!!忙しいと思いますが、これからも更新頑張ってください。応援しています!!! (2022年9月11日 23時) (レス) @page5 id: 698653cd83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこわさび | 作成日時：2022年9月8日 22時
