【銀魂】ヒロインが可愛すぎる ５

百九十一話 ページ11

『だから土方がお姉さんのことを重要参考人として見張れつってさ。

ま、ただ単にお姉さんが蔵場に何かされてもすぐ助けられるようにっていうボディーガードの代わりとして送られたって可能性もあるけどね』



見張りと一口に言っても捉え方次第では土方がお姉さんのことを心配してるようにもとれる。

恋愛系だったら容態が急変したらすぐナースを呼べるようにや蔵場から加害を阻止できる。
真選組の副長という視点ではお姉さんが人質にとられないようにという意味で捉えられる。


私とザキがここまでしてるのに何も教えないとは如何なものか。



銀時「あの女はしってんのかよ」


山崎「いえ、副長に誰にもいうなと」



でも誰にも口外しないことについては私も賛成だ。
お姉さんに不安定な状態で精神的にくるこの事を伝えたらどうなるか。銀時には言ったけど。



『ということだから、間違っても口を滑らせないようにね』



銀時に一回釘をさし、私と銀時はさっきのお姉さんがいる病室へ。
ザキは報告のため土方のもとへと去っていった。



『遅くなってすいません、お姉さん』


ミツバ「いえ、全然大丈夫です。
それより、お二人は山崎さんと何を話していたんですか？」



今回はキチンと病室の備え付けの椅子に座って顔を会わせて喋る。
話について言及してきたが、そこは気になるところだよね。



銀時「野暮な事聞くねェ男がコソコソ話してたらコレの話題に決まってるだろ。アンタも借りる？」



お姉さんをごまかすために銀時が懐から覗かせたのは「ナースの花ビラビラ」というビデオ。
レンタルビデオ屋とかだと仕切りがされてあるような場所にある代物だ。

回避の仕方としてはいいが一つ気になることがある。



『オイ、男ってなんだ』



さらっと私も男の部類に入れられてることだ。



銀時「いや、お前はもう半分男みてェなもんだろ。ちょっとは真面目ちゃんとか見習ったらどうだ？
真面目ちゃんが紅一点だとしたらお前は柴一点の部類にはいるぞ」


『誰が半分男だ！れっきとした女だわ‼』


銀時「いーや、お前はゴリラの部類に入るね」


『悪化してんじゃねーか！』



銀時の言葉に思わず病室だということを忘れて言い争う。
確かに女子力はヅラより無いってことは言われてるし自覚してるけどさ。

銀時に後頭部に手をあてられ強制的に頭を下げさせられる。



銀時「ったく病院で、すみませんねこのバカが」


『いやきっかけつくるような発言したのお前』

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