11-3.___ ページ8
zmside(続き)
『…!』
先ず、敵がナイフを投げた右手を掴み、自分の左側から右側にかけて引っ張る。
すると相手の背後がガラ空きになり、ソコへ1発蹴りでもぶち込めば気絶するだろう。
─だが、"殺し屋A"であるAは、やはり一味違い、俺がアイツの背中に蹴りを入れるはずだった足を避け、その上に軽々と飛び乗り反撃をしてきたのだ。
zm「!っは、やっぱ他とは違うなぁ…!ほんまおもろいわぁ!」
楽しい。
とても楽しい。
いつもの相手より何十倍もの力を持つ相手。
お互いの拳やナイフを交える度にぶわりと緊張が走る。
『もうそろそろ…っし!』
Aが突然銃を取り出し、俺目がけて撃つ。
だが、その弾は的外れの場所を撃っていて、ペイント弾が肩に掠る。
zm「おいおい!どこ目掛けてるんだぜ?そんな所撃っても…っ!?」
『んふ、作戦だよ。ゾムさん。』
油断していた。コレは俺を撃つために発射したのではなく、銃に注意を向けさせる為だったのだ。
刹那。地面を蹴りあげる音がして
俺の上からAが降ってくる。
zm「くっ…!」
受け止めきれない。ならば………!
『っ!おし、捕まえた。これで私の勝ち。』
zm「それはどうやろなぁ…。」
『何言って…!』
彼女が見た方向を見ると、俺のナイフがAの心臓の辺りで止まっている所だった。
俺は危険を察知し、押し倒される事を見越してナイフを俺とAの間に滑らせた。
『っ!や、やられたぁ…。』
zm「引き分けやなぁ…!んふふ!でもバリおもろかったわぁ!」
『そうだね、また今度やりたい!』
結果は引き分けとなってしまったが、とても楽しい戦いだった。
…並外れた身体能力、特殊な戦闘スタイル。宙を舞う小さな体、お互いのナイフがぶつかり合う度に走る感覚。
俺の好みに全て当てはまっていて、戦っていてとっても楽しかった。
だけど、俺には分かってるで?だから……
zm「んふふ。」
『どしたの?』
zm「なんでもないで!」
次は、"本気で"来てな?
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うり太郎(プロフ) - あ、もう、ヤバい(語彙が)。好きです(意味深)。うん。好きいいいいいい!!(土下座して土にめり込んでそのまま起きてバク転してバク宙した(出来ないけど))早くお互いのこと気づいて欲しいぃぃ!!更新再開楽しみにしてますゥ!! (2021年8月14日 22時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
あとら(プロフ) - アイシュさん» そう言って貰えて有難いです!私もこのアイシュさんのような方好きです(突然の告白)神作品ではありませんが更新頑張ります!!応援ありがとうございます!(´TωT`) (2020年1月7日 21時) (レス) id: db9fbb9ed4 (このIDを非表示/違反報告)
あとら(プロフ) - CO2さん» ああああありがとうございます!?これからも頑張るのでよろしくお願いします!ヽ(;▽;)ノ (2020年1月7日 21時) (レス) id: db9fbb9ed4 (このIDを非表示/違反報告)
アイシュ(プロフ) - 最高!...好きです!(突然の告白)なんで作者様はこのような神作をつくれるのですか!?更新頑張ってください!応援してます! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 4ddb37048f (このIDを非表示/違反報告)
CO2(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!(`・ω・´) (2020年1月6日 23時) (レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あとら | 作成日時:2020年1月4日 11時