【アイナナ】アニメヲタクの初恋-3

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環くんの後に続き廊下を歩く



その先のドアから光が漏れていた



もうみんな集まってるのかな？



先にドアの前に着いた環くんは一度止まると振り返って私にドアを開けるように誘導した



何のことか全くわからず、言われた通りにドアを開けた



パンッ
パパーンッ



クラッカーの音とその中の紙吹雪が私の頭上をひらひらと舞っていた



何事…？



部屋の中には笑ってこちらを見ているIDOLiSH7のみんなとお姉ちゃんがいた



「「維！誕生日おめでとう！」」



そこにいた全員が一斉に声を上げる



『えっと〜…』



「その様子だとタマは言わなかったんだな」



「みっきーとヤマさんが言うなって言うから。維わりぃ、喋ったら言っちゃいそうだったから、黙って連れてきた」



『えっ、だから無言だったの？！』



環くんがずっと黙っていた理由がわかった



このことを言わないようにして、だから感情が読めなかったのか…



「お前ら無言で来たのかよ！」



三月くんの言葉に笑いが起こる



『だけどこれってライブの打ち上げじゃ…？』



「最初は打ち上げだったんだけどね、タマとイチがー」



「ヤマさん！」

「二階堂さん！」



２人が大和さんの言葉を遮った



『みなさん、ありがとうございます！２人もありがとう』



「よし！せっかく作った料理が冷めてしまう前に、乾杯しようぜ！」



みんなのコップに飲み物が入り、それを手に持った



「じゃあ乾杯を〜…」



「その前にちょっといいかな？」



三月くんの話している間に、ずっと静かに奥で座っていたお父さんが急に割って入った

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