賢者になれ ページ31
A side
シルク「あ、A!大丈夫か?」
A「はい、もう元気一杯です!みなさんは大丈夫でしたか?」
シルク「おうw そっちに向かったら倒れてたからすげぇびっくりしたw」
A「心配かけてごめんなさい…」
シルク「いやいや、そんな」
モトキ「おーい、シルクー」
マサイ「ペケ連れてくるのにどんだけ時間かかってんだよw」
シルク「あ、そうだったw ペケ、さっきの賢者が来てる」
シルクさんと一緒にぺけたんさんと私はこの部屋を出た
賢者「ペケ、探したぞ。お前にいい話だ」
ペケ「何?」
賢者「先程、お前が救世主だったことを上に伝えてきた。上はお前を賢者に迎えるつもりだ」
ペケ「なんで…」
賢者「当たり前だろ。お前は、あの魔法を使って人々を守った。その力を持ってるんだ。」
ペケ「…今まで俺のこと何考えてるか分からないとか言って、散々見下してきてたくせに…」
賢者「…」
ペケ「そうやって、本当のことが分かったら手のひら返して、救世主だって言い始めて…そんなことして何が楽しいの?」
賢者「それは…」
ペケ「そういうの本当にもういいよ。それに、俺は賢者にはならない」
賢者「…つべこべ言わず、塔に行くぞ。」
賢者さんは無理矢理、ぺけたんさんを塔に連れて行こうとしている
シルク「おい、待てよ。いくら賢者だからって、やっていいことと悪いことがあんだろ」
賢者「いいからそこを退け。俺はあいつを塔に連れて行く使命があるんだ」
モトキ「ペケの気持ちを聞いてなかったのか?」
マサイ「無理矢理とか意味わかんねぇ」
シルクさん、モトキさん、マサイさんがぺけたんさんの前に立った
賢者「なら、お前は何がしたい。どうしたってこの街にいる限り、救世主と崇められる。そんな状況で、ここで市民として生活出来ると思うか?賢者になるしか選択肢は無いだろ」
ペケ「…俺は…」
賢者「さ、塔に行くぞ」
A「ぺけたんさんの気持ちを聞いてください!ぺけたんさんは何がしたいですか?今から何をして生きていきたいですか?」
ペケ「…俺は…ここにいるみんなで…根源を潰したい。破滅に向かう未来を止めたい。明るい未来を作りたい」
賢者「そんな明るい未来とか来るわけ」
A「未来は変えられます。必ず、私たちが変えてみせます」
賢者「…明日の朝、仲間がペケを塔に連れて行こうとこの家に来るはずだ。それまでに…出発しとけ」
そう言って賢者さんは家から出ていった
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とりぴー - 続きを楽しみにしてまーす!! (2022年12月28日 14時) (レス) id: 4971f20f39 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 続き楽しみにしてます! (2020年8月26日 16時) (レス) id: f70026b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 826e70f5bd (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´˘`*)これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - いつも読ませてもらってます!ほんとに大好きで、展開がいつもワクワクしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月31日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2019年5月16日 23時