封印の力 ページ30
A side
A「…んっ…」
目を開けると知らない天井が広がっていた
私は…いったい…
…?! そうだ…ぺけたんさんに魔法でやられそうになって…それで…
ペケ「あ、起きた?」
A「ぺけたんさん…」
ペケ「ここ俺の家。目の前で倒れたから連れてきた」
A「みなさんは…」
ペケ「もちろんいる。あっちのリビングに。けど…その前に…」
ぺけたんさんが私の前に移動してきた
もしかしたらまたやられるかも…
武器を構えようとしたけど、もちろん剣がない
ペケ「そんな構えないでよ、もう何もしないよ。…って言っても、信用ないかもだけどw」
A「…信じます…ぺけたんさんの目が嘘を言ってるように思えません。」
ペケ「…そっか」
A「…それで…何か?」
ペケ「あぁ…お前ってもうあの本を使いこなせるようになったのか?」
A「…いえ…怖いから使ってないんです…大切な仲間を危険な目に合わせたくないので…」
ペケ「…え?」
A「どうかされましたか?」
ぺけたんさんが驚いた顔で私を見つめてきた
ペケ「何で倒れたのか…覚えてないの?」
A「えっと…ぺけたんさんの魔法を斬って…それで力を使いすぎて…」
ペケ「違う…力を使いすぎたのは合ってるけど…理由はそれじゃない…お前は、一瞬だけあの本の力を使った」
A「そ、そんな?!」
私は急いで本を開けると、そこに私が倒れる前のことが細かく書かれていた
『権利者は全ての魔法を剣で切り裂いた。その力に寄ってきた悪しき者達を、封印の力を使いこの本に閉じ込めた』
A「…いつの間に…」
ペケ「それから俺はお前を消そうとした。けど…出来なかったんだ」
A「…なぜですか?」
ペケ「…未来が明るくなった…破滅に向かう未来が見えなくなった」
そんなことって…
ペケ「お前の言う通り、未来は変えられるのかもしれない…もしこの見てる未来が俺の妄想を映しているのだとしても…俺はこれを信じたい…信じたくなった」
A「ぺけたんさん…」
ペケ「お前が…いや…Aちゃんが変える未来を隣で見たくなった」
A「…名前…」
ペケ「今まで高圧的な態度とってごめん。そうでもしないと…俺は…」
A「大丈夫です!街を守りたいっていう思いはみなさん同じですから」
ペケ「Aちゃん…俺…」
その時、
シルク「ペケー、さっきの賢者が来たぞー」
シルクさんが部屋に入ってきた
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とりぴー - 続きを楽しみにしてまーす!! (2022年12月28日 14時) (レス) id: 4971f20f39 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 続き楽しみにしてます! (2020年8月26日 16時) (レス) id: f70026b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 826e70f5bd (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´˘`*)これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - いつも読ませてもらってます!ほんとに大好きで、展開がいつもワクワクしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月31日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2019年5月16日 23時