[Fischer's] 希望の光

昔との違い ページ23

モトキ side

ご飯を食べた後、みんなそれぞれやることがあったり仕事のやつもいるから、外に出ていった。

交代で無理せずにAちゃんを見てようっていう話になってるから、今日は俺とンダホとマサイ。携帯ショップに行ってるシルクもまた戻ってくる。

さっきからAちゃんを見てると、なにかの音がする度にそっちの方を瞬時に向いて、自分を守ろうとしている。

Aちゃんに何かしたやつはここにはいないのに…

可哀想だけど、何か小動物みたい…元気な時も小動物みたいな感じだったけどw

こんな小さな体でいろんなこと背負い込んでたんだな…俺の悩みとか聞いてもらってたのに、自分のことは何も言わなかったから…

いろんなことさらけ出せるような関係にFischer'sがなっていければいいな…

ンダホ「ね、ね、もっきゅん」

モトキ「なにー？」

ンダホ「何か面白い企画とか、面白そうな商品とかないかなぁ。調べてるんだけど、何かピンと来なくてさw」

モトキ「あー、何があるかなぁ…」

A「…あの…」

ンダホ「どうしたの？」

A「動画の企画とかって…いつもみんなで考えてるの？」

ンダホ「そうだよ。俺らが本当にやりたいことをしたいからねw みんなで、こうしたら面白くなるよねって話したりして決めるのw」

マサイ「俺らが楽しくないとリスナーさんも楽しくないからねw」

A「そうなんだ…」

モトキ「あれ？前は違ったの？」

A「うん…最初はみんなで決めてたんだけど、何か上の方になってからは…何をしたらいいか決めてよって言われて…」

要するに、Aちゃんの分析力が良くそのおかげで上まで登りつめたから、お前が考えろよってことか。全部Aちゃんに任せっきりで、何もしなかったんだな…

酷いな…

ンダホ「じゃあさ、じゃあさ、Aちゃんも一緒に探そうよ！宝物探しみたいで面白いよ！

A「宝物探し…」

ンダホ「そう、宝物！それをそのままレビューするっていうのは、他の配信者さんがやってるでしょ？だから、それに何か加えて俺ららしさを出すの！俺らの宝物を探す！」

A「みんならしさ…でも、まだみんなを知らない…」

マサイ「じゃあさ、Aからしたらクイズだねw」

A「クイズ？」

マサイ「俺らのこと当てられるかな？何が楽しいって思うだろうな？ってw」

こいつら上手いな…自然にAちゃんを仲間に入れようとしてる

モトキ「今までは焦らされて決めてただろうけど、俺らは7人もいる。それぞれの考えでいいんだよw」

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