検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:1,593 hit

6話 聞いてないし云ってないし ページ8

「えー、と…あ、こんにちは…?」

「………誰だ?手前」

「えっと、佐藤Aです。一応太宰さんの妹です」


首領さんに呼び出されたチュウヤさんは男の子だった。太宰さんと違って身長が小さいし、ちょっと怖いけど何か太宰さんのときみたいに重圧感はない


ただ謎な点といえば、来たときからずっと太宰さんを睨んでることくらいだろうか。仲悪いのかな


誰だ?手前とか云ってる時もずぅっと太宰さん見てるんだもん。えっ、私いなくて良くね?付き合っちゃえば?(唐突)


「…妹……?……嗚呼、アレか。お前も大変だな」

「あ、いえ…別にそんな…」


本当はね、めっちゃくちゃ大変ですけどね。まぁそこを言わないってのが大人みたいな?まぁ当たり前かなっていうか?


何処ぞの変質者包帯とは違って大人なんですよぉうっだ!


…ってか今更だけど太宰さんって何歳なんだろう……私より年上…?だよね…?


年上だったら逆立ちして家の周り一周してやるよ!!

…え?フラグ?ナニソレオイシイノ?


「いきなり悪いね。中也君。早速だけど一つお願いがある」

「何なりと」

「A君と闘ってほしい」


………え?今この人なんて言った?



たたかう?タタカウ?戦う?…闘う?!


えっ?誰が?私が?誰と?中也さんと?!


「……首領、それは…」


流石の中也さんも口元を引き攣らせて笑っている。恐らく彼も異能があるのだろう

そりゃあね。昨日自分の異能力知った奴と今まで使いこなしてた人とじゃ力の差は歴然やな


「本気でやってくれて構わない。何せ、彼女は太宰君よりも強いからね」

「ブッ!!何それ聞いてないんですけど!!?!」

「そうだね。云ってないもの」


首領さんはニコリと笑って肘をつく。さあ。早く、と捲し立てるような視線が突き刺さった


それは太宰さんも同じで一瞬この二人殺人鬼かと思った

ーーーーーーーーーーーー
お気に入り登録ありがとうございます!!!!



一気に6人の方に……ありがとうございます!

7話 一寸話が違う→←5話 以外ととか思った自分が馬鹿だった



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:文スト , 太宰治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ピザ職人3号 | 作成日時:2019年4月14日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。