嘘告から始まった恋でした。【青】

偽物の恋28 ページ29

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こ｢でも、高2になって女子ともだいぶ喋れるようになったかなと思ったある日、校舎裏で空を見上げてる女の子がいたんだ｣




こ｢優しそうな笑顔で空を見つめて、『負けちゃだめだっ…』って。

その時急にこの子を守ってあげたいと思ったの。｣




負けちゃだめだ…………

あれはきっと、、、あの時の、、、




こ｢優しくふわっと笑う君に心を奪われてしまったんだ｣




こ｢これが一目惚れか…って思った。｣




こ｢それからいつの間にか君を目で追うようになってた｣




こ｢すれ違う度にふわっと香る優しい匂いにいつも笑顔になってた。｣




こ｢どうしようもないぐらい君が好きだったんだ｣




こ｢そんな時に君に呼び出されてほんとにびっくりした｣




こ｢名前も知らなかったし

喋ったことだってなかったのに…｣




こ｢告白された時はほんとに死ぬかと思った
まさか、告白されるとは思ってなかったから。｣




こ｢不思議なことは沢山あったけど
なによりも、君が僕を好きでいてくれたことがほんとに嬉しかった｣




こ｢君が泣いてる時は助けてあげたくなった

君が笑ってる時はこっちまで嬉しくなった

君に初めて思いを伝えた時に照れくさそうに笑った君をみて絶対に幸せにしたいと思った




なのに…




Aも同じだったんだね。｣




この時初めてわかった




自分がしたことで




私が思っていた以上に




ころんのことを




大切な人のことを




傷つけてしまったことを＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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