嘘告から始まった恋でした。【青】

偽物の恋26 ページ27

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"偽物"




そんな私の弱々しい声が教室に響いた




途端に騒がしくなる教室や廊下




嬉しそうに笑う麗華さん




辛そうに下を向くころん




こ｢…そっか。




一瞬でも君にときめいた僕が馬鹿だったんだね。｣




その言葉を聞いた時胸の奥を抉られるような気持ちになった




こ｢僕ね…昔、同じことされたことあるんだ。




嘘告。
ずっと好きだった女の子からだった。｣




『…？！』




こ｢幼稚園の頃から一緒でさ
いっつも一緒に遊んでたんだ。

いつも無邪気に笑うその子に
僕は知らないうちに恋してた。｣




こ｢中学の時にさ

気持ちも伝えれずにずっと心の奥に留めてたら


ある日さ｣




"




女｢ころんくん……その……私……

ずっと！ころんくんが好きでした！
私と付き合ってくれませんか？！｣




"



こ｢僕、すっごく嬉しかったの。
その時はこれ以上の幸せは他に無いだろうなと思ってた。｣




こ｢もちろん僕は即OKしてその日からその子と付き合い始めた。｣




こ｢学校中で"お似合いカップル"なんて言われて

ほんとに嬉しかった。

かなり仲も良かったし、自分でも上手くいってると思ってたからさ。｣




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こ｢だけど、ある日全てが崩れた｣




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