嘘告から始まった恋でした。【青】

本物の恋24 ページ25

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こ｢誰がやったんだよこんなの！Aがそんなことするはずないだろ！！ふざけんな！！｣




やっぱり優しいな…ころんは




きっと彼も分かっているはず




この状況ではクラスメイト全員が




敵だということぐらい＿＿＿＿＿＿＿＿＿




それでも私を1番に庇ってくれる




守ってくれる




この人はどこまで優しいんだろう




そして私は




どこまで最低なんだろう…




麗｢ふふ…笑｣







ああ、麗華さんなんだね




なんとなくわかってた。




認めたくないけど




私の幸せを壊したのも




今までの幸せを作ったのも




全部全部




麗華さんなんだ。




ク｢最低｣




ク｢クズだなお前 ｣









あたりまえだけど、前から虐められていた私には




もちろん、クラスメイトに友達なんていない




庇ってくれる人だって




ころん以外




いないんだよ




でもきっと




もう




貴方は味方じゃないよね？




だって顔が




あんなに笑っていた優しい顔が




今は全く




笑ってないもん、、、




きっと貴方も




もうすぐそっちの仲間になるんでしょ？






こ｢こ、こんなの！嘘に決まってる！
ねえ！A！
嘘だよね！好きって言ってくれたでしょ？
一緒に笑ってくれたじゃん！！





ねえ！Aもなんとか言ってよ！！







ねえ…A…？｣




"違う"


私だってそう言いたい




今すぐにでも麗華さんのことをばらしてやりたい




でも、




みんな、麗華さんを庇うでしょ？




私の発言なんて信じてくれないでしょ？




たとえころんは信じてくれても、、




それにさ




否定できないんだもん




いくら命令されたとしても




"偽物"の恋をスタートさせたのは




私なんだから。




こ｢ねえ…なんでなにも言わないの？

なんとか言ってよ！このままじゃみんな誤解したままだよ！？｣




ねえころん




私は今、なんて言えばいい？




今、泣きたいの。




辛い時は泣いていいって言ったでしょ？






こ｢ねえ…嘘だよね…？A


嘘って言ってよ！！！｣




ごめんね。ころん。




こんな最低女で。




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やっと手に入れた本物の幸せ




それはこんなに脆くて




儚いものだったの…？




そんなことを考えていたら自然と涙が零れた

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