3日目�� ページ29
いつの間にか
私の手首は猗窩座の手で拘束されていて
猗窩座の顔がすぐそこに迫っていた
｢ちょっと待って!!待ってー！｣
猗窩座｢……騒がしいやつだな｣
｢猗窩座のせいでしょ！この体勢やだ！離してよ！｣
猗窩座｢駄目だ｣
ズキッ……
猗窩座の瞳が
また
私の目を捕らえる
この瞳からは逃げられない
この短い間で
何度この瞳に捕らえられただろう
切なく縋るように揺れているのに
色気も漂わせる
青い瞳
猗窩座｢お前が、俺の心の奥深くに眠っていた記憶を引きずり出した｣
猗窩座｢鬼になって、忘れていたはずなのに。そのまま置き去りにして、忘れてしまいたかったのに｣
猗窩座｢俺の夢を勝手に見て名前を呼んで｣
猗窩座｢苦しい、辛い、悲しい、痛い、憎い｣
猗窩座｢強くなるために、全て捨ててきたのに。何も知らないお前が、全て拾い集めて俺の中に戻した｣
猗窩座｢責任をとれ｣
一方的に言葉をぶつけられて
ポカーンとしていると
猗窩座がフッ……と笑った
猗窩座｢間抜けな顔だ｣
｢んな?!勝手にまくし立てておいて何その言い草!!!……って何してんの?!｣
憤慨している間に
猗窩座は私の左の首筋に顔を埋めている
猗窩座｢傷は治ったか｣
｢え？……あ、たぶん？まだ痛いけど｣
猗窩座｢そうか……｣
ポツリと呟くと、猗窩座は晒の上へ口付けた
｢猗窩座?!何してるの……!｣
猗窩座｢口付けだ｣
あぁそうですか!!そうですね!!聞き方が悪かった!!
｢何でそんなことしてるの?!｣
猗窩座｢なんとなくだ｣
なんとなくですることじゃない!!
猗窩座の髪が頬や耳に当たってくすぐったい
恥ずかしくて顔を背けると
ベロッと耳を舐められた
｢いっ…………！なっ……なにして｣
猗窩座｢耳を舐めた｣
そんなの分かってる！
頼むから耳元で喋らないで……！
私の反応に気を良くしたのか
猗窩座はそのまま
耳を舐めたり
耳朶を噛んだり
好き勝手に遊んでいる
猗窩座が舌を動かす度に
小さな水音や
猗窩座の吐息が鼓膜を刺激して
甘い声が漏れそうになる
猗窩座｢A｣
だから耳元でその声は反則！
猗窩座｢お前の血がほしい｣
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ゆあな(プロフ) - てふてふさん» てふてふさん(^^)コメントありがとうございます！私も無限列車編を見て鬼滅熱が再び燃えております(｀･ω･´)読んでいただけて嬉しいです(*^^*) (2021年9月27日 19時) (
レス) id: c561953436 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 完結から時間が経ってからのコメントで申し訳ないですが、無限列車編TV放送で再燃して読ませていただきました！ぽろっと涙が溢れるストーリーと、裏シーンはどきどきが止まらず本当に腰が砕けそうでした……！続編含め、素敵な作品をありがとうございました！ (2021年9月27日 14時) (レス) id: 2bb0e08beb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - まりも。さん» まりも。さん(*^^*)なんて嬉しいお言葉…涙出るくらい嬉しいです！ありがとうございます(T^T) (2021年2月24日 19時) (レス) id: 728d21b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
まりも。(プロフ) - もう何度こちらの作品を読んだことでしょう。大好きが止まりません(作品も猗窩座も) (2021年2月24日 13時) (レス) id: 1dc894a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - まゆまゆさん» 嬉しいコメントありがとうございます！私も猗窩座大好きなので、ホントに私の欲望と願望を詰め込みました(笑)現実になってほしい…(o´艸`) (2021年1月27日 12時) (レス) id: 728d21b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあな | 作成日時：2021年1月11日 20時
