My Resistance-タシカナモノ-[2]

#32 誰が金髪？ ページ6

　
　
「えと…すいません…」

　
玉「今日は疲れたでしょ、もう寝な？」

　
優しい感じで言ってるけど

怖い…

　
「おやすみでーす…」

　
大人しく部屋でこもった。

なんで、藤ヶ谷太輔に反応したんだろう。

なにかあった？


携帯で検索してみた。

いっぱ出でてきて、kis-my-ft2として

一緒にいる画像も。

　
「あれ…？」

　
何年か前の画像。

玉森さんが金髪…

っていうより全員か。

　
これを幾に、言うべきなのか…。

　
玉「おやすみ」

　
ドアの向こうから

玉森さんの優しい声が聞こえて

罪悪感が。

このまま知らないフリをしてて

いいのかな

ある意味、玉森さんを

騙してるってことだよね。

　
カチカチとなる

小鳥のお洒落なアンティーク時計の

音さえも今は悩ましかった。


言ってしまえば楽なのに。

吐いてしまえば何も悩むことはないのに。


そうわかってても言えないのは

どんな反応をするか分からないから。


悩みに悩んだ結果…。

　
　
──玉森さんに伝える。私は知ってるよって。


　
　

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