My Resistance-タシカナモノ-[2]

#30 メアド交換 ページ4

　
楽しそうに会話している四人

を眺めながら空いた

食器を片付けていく。

すると、リビングのほうの机に

置いていた携帯から音楽が。

　
玉「A携帯なってるー」

　
千「あれ？ Aちゃん携帯もってんだ!!」

　
「は、はい…」

　
千「メアド交換しよー!!」

　
長い睫毛がある目をぱちぱちと

させながら言った千賀さん。

　
北「俺もー」

　
宮「え!!じゃあ俺も!!」

　
そういうことで

メアドを交換してしまった…。

……芸能人だよ、この人たち。

こんなに軽く交換していいものなの

　
さっききた情報メールを

見ながらそう思った。

　
すると、またメールが。

　
［俺だよー!! 二階堂にも教えとくね(^^)］

　
と、千賀さんから。

この距離でメールで伝えるんだ…。

　
わかりました。と返信をし

再び作業再開。

　
すると、頭が一瞬。

ほんの一瞬 違和感 が。

　
「──っ」

　
頭に浮かんだ顔。

男の人だったけど

ぼんやりしかわからなかった。

　
玉「Aどしたの？」

　
「…なんも、ありません…。」

　
なんだったんだろう。

なにか大切な…

とっても大切なことだった。

　
　

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